死刑の矛盾
2010年 11月 30日
横浜地裁で、強盗殺人などで死刑判決を受けた被告が、罪を悔いて死刑を受け容れると言い、控訴しない意思を示したが、異例にも裁判長が、内容の重要性から控訴を提案し、また、反省しているのに死刑はおかしいと言って弁護士は控訴したそうだ。
そもそも、大変凶悪な犯罪をしでかしておきながら、反省しないので救いようがないと死刑になるものなのに、大変凶悪な犯罪をしでかしたのだが、進んで死刑になろうというほど反省をしているから、死刑にするのは変だというわけだ。
この他にも矛盾は起きている。自殺しようと思ったが、ただ死ぬのはつまらないから誰か巻き添えにしたうえ死ぬ手間を省こうと考え、そのために死刑になろうと殺人事件を起こしたと言う被告に、それは身勝手な犯行で許せないから死刑と、結局身勝手な犯行の目的のとおりにしてやる判決も出ている。
これは制度に根本的な欠陥があるためなのだが、そういうことを考えられない人たちが多い。そんな人たちは、現実の事件について知ろうともせず、参考になる本などたくさんあるのに読まず、弁護士が何か工作をしたと根拠もなく決めつけて非難し、それにより意味のある議論をしたような錯覚をして、安易かつ無理矢理に、自分を納得させているものだ。
そんな人たちは、わからないなら正直にわからないと言うべきである。
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そもそも、大変凶悪な犯罪をしでかしておきながら、反省しないので救いようがないと死刑になるものなのに、大変凶悪な犯罪をしでかしたのだが、進んで死刑になろうというほど反省をしているから、死刑にするのは変だというわけだ。
この他にも矛盾は起きている。自殺しようと思ったが、ただ死ぬのはつまらないから誰か巻き添えにしたうえ死ぬ手間を省こうと考え、そのために死刑になろうと殺人事件を起こしたと言う被告に、それは身勝手な犯行で許せないから死刑と、結局身勝手な犯行の目的のとおりにしてやる判決も出ている。
これは制度に根本的な欠陥があるためなのだが、そういうことを考えられない人たちが多い。そんな人たちは、現実の事件について知ろうともせず、参考になる本などたくさんあるのに読まず、弁護士が何か工作をしたと根拠もなく決めつけて非難し、それにより意味のある議論をしたような錯覚をして、安易かつ無理矢理に、自分を納得させているものだ。
そんな人たちは、わからないなら正直にわからないと言うべきである。
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by ruhiginoue
| 2010-11-30 23:36
| 司法