石原さんときたら橋下さん
2011年 01月 07日
お腹の具合が良くないので、今日は七草粥にした。
ちゃんと材料を揃えて、湯通ししたあと切り、土鍋で煮込んだ米に加えてと、作り方もしっかりとやったから、証拠に写真に撮って載せようかと思ったが、そんなこと今日は大勢の人がやっていると思ってやめた。
食べる前に、草の匂いで良くなった気がした。まるで草むらにいる猫であった。
さて、石原さんの話をしたから、次は橋下さんの話をしよう。
先日、仕事関係の知人で東京在住の男が言った。
「大阪で橋下知事は府民から絶大な信頼を受けている」
しかし、高支持率と信頼は違うし、府政の中身はひどいものだ。もちろん弁護士としても最低である。
どうみても良い材料などないのが現実なのに、支持率が高いことは問題だ。
このことは、大阪在住の作家の藤本義一氏も講演で言っていた。
そう指摘すると、知人は言った。
「なんでも反対という人がいる」
藤本氏は作家の他にテレビタレントもしていて、かつては深夜のH系番組でも活躍していたが、良識派であり、テレビタレントとしては無責任な放言をする橋下弁護士とは大違いだし、アノマジャクという人柄でもない。そもそも具体性のある意見に対して、そんな言い方は失礼だし、それより不愉快だったのは、そのときの彼が優越感に浸ったようにしていたことだ。
これはガキのやる仲間はずれ遊びだ。
弱い者いじめなどをする奴に同調し、拒否する人をのけ者にする。 のけ者にされることを恐れて、さらに同調が増え、より少数となった者たちは、より強く排除される。いじめがエスカレートし、いじめている者及びいじめられずにすんでいる者が、倒錯した優越感を味わう。
この構造が政治に持ち込まれている。
かつてハリウッドが「赤狩り」に見舞われたとき、その急先鋒がマッカーシー上院議員だからマッカーシーイズムとも言われたものだが、そのご機嫌取りをしようと言い出したのがセシル=B=デミル監督だった。しかし当時の全米映画監督協会の会長だったマンキーウィツは馬鹿げていると拒否した。良かれと思った提案を一蹴され怒ったデミルは、マンキーウィツはアカだと非難し、この問題で協会の総会が開かれたら、デミルは自分の派閥の者たちとともに、会長解任を延々四時間に渡ってぶちまくった。
政治的にデリケートな問題だし、相手は巨匠デミル監督である。みんな困った末、そのとき居合わせた最長老のジョン=フォード監督の意見を聞きたがった。そこで、ジーンズと野球帽というラフな恰好をし黙って座っていたフォード監督は、言った。
「私はジョン=フォードです。西部劇を作っています。セシル=B=デミルさんは、大衆の心を掴むことに最も長けた、とても優れた映画監督です。しかし、私はあんたが嫌いだ。こんな退屈なことに延々と付き合わせおって。私はマンキーウィツに一票入れる。こんなくだらないことやめて、みんなうちへ帰ろう。帰って寝てしまおう」
「賛成ーっ」と言う声が一斉にあがり、散会となった。当時居合わせた人たちは、「フォード監督、よくぞ言ってくれた。スカッとした」と証言している。
フォード監督は熱烈な愛国者だったが右翼ではなかったし、それ以上に、彼の作品にも反映している彼の性分として、権力に媚びて弱い者いじめするなんて男らしくない、ということだった。それで、マッカーシの顔色を伺いマンキーウィツを攻撃していたデミルに怒ったわけだ。
こういう威厳が、自分としては何よりも欲しいのだが。
投票をお願いしまいす
ちゃんと材料を揃えて、湯通ししたあと切り、土鍋で煮込んだ米に加えてと、作り方もしっかりとやったから、証拠に写真に撮って載せようかと思ったが、そんなこと今日は大勢の人がやっていると思ってやめた。
食べる前に、草の匂いで良くなった気がした。まるで草むらにいる猫であった。
さて、石原さんの話をしたから、次は橋下さんの話をしよう。
先日、仕事関係の知人で東京在住の男が言った。
「大阪で橋下知事は府民から絶大な信頼を受けている」
しかし、高支持率と信頼は違うし、府政の中身はひどいものだ。もちろん弁護士としても最低である。
どうみても良い材料などないのが現実なのに、支持率が高いことは問題だ。
このことは、大阪在住の作家の藤本義一氏も講演で言っていた。
そう指摘すると、知人は言った。
「なんでも反対という人がいる」
藤本氏は作家の他にテレビタレントもしていて、かつては深夜のH系番組でも活躍していたが、良識派であり、テレビタレントとしては無責任な放言をする橋下弁護士とは大違いだし、アノマジャクという人柄でもない。そもそも具体性のある意見に対して、そんな言い方は失礼だし、それより不愉快だったのは、そのときの彼が優越感に浸ったようにしていたことだ。
これはガキのやる仲間はずれ遊びだ。
弱い者いじめなどをする奴に同調し、拒否する人をのけ者にする。 のけ者にされることを恐れて、さらに同調が増え、より少数となった者たちは、より強く排除される。いじめがエスカレートし、いじめている者及びいじめられずにすんでいる者が、倒錯した優越感を味わう。
この構造が政治に持ち込まれている。
かつてハリウッドが「赤狩り」に見舞われたとき、その急先鋒がマッカーシー上院議員だからマッカーシーイズムとも言われたものだが、そのご機嫌取りをしようと言い出したのがセシル=B=デミル監督だった。しかし当時の全米映画監督協会の会長だったマンキーウィツは馬鹿げていると拒否した。良かれと思った提案を一蹴され怒ったデミルは、マンキーウィツはアカだと非難し、この問題で協会の総会が開かれたら、デミルは自分の派閥の者たちとともに、会長解任を延々四時間に渡ってぶちまくった。
政治的にデリケートな問題だし、相手は巨匠デミル監督である。みんな困った末、そのとき居合わせた最長老のジョン=フォード監督の意見を聞きたがった。そこで、ジーンズと野球帽というラフな恰好をし黙って座っていたフォード監督は、言った。
「私はジョン=フォードです。西部劇を作っています。セシル=B=デミルさんは、大衆の心を掴むことに最も長けた、とても優れた映画監督です。しかし、私はあんたが嫌いだ。こんな退屈なことに延々と付き合わせおって。私はマンキーウィツに一票入れる。こんなくだらないことやめて、みんなうちへ帰ろう。帰って寝てしまおう」
「賛成ーっ」と言う声が一斉にあがり、散会となった。当時居合わせた人たちは、「フォード監督、よくぞ言ってくれた。スカッとした」と証言している。
フォード監督は熱烈な愛国者だったが右翼ではなかったし、それ以上に、彼の作品にも反映している彼の性分として、権力に媚びて弱い者いじめするなんて男らしくない、ということだった。それで、マッカーシの顔色を伺いマンキーウィツを攻撃していたデミルに怒ったわけだ。
こういう威厳が、自分としては何よりも欲しいのだが。
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by ruhiginoue
| 2011-01-07 20:18
| 政治





