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井上靜に関するblog(網誌)です。下記の著書を読んでもらえたら嬉しく存じます。


by ruhiginoue

ソニーのバカ社長に媚びた朝日と文春

 CDの録音時間は、ソニーの大賀典雄社長が指揮者カラヤンから言われたことに影響され、ベートーヴェンの交響曲第九番が一枚に収録できるようにしたという話は有名だが、それは後から作られた美談で本当は技術的な事情だとの指摘もあるというコラムを読み、あのバブル経済の余韻があった当時のことを思い出した。
 その大賀社長は、東京芸大音楽学部などを卒業して声楽家の経験もある。そこで、チャリティーコンサートが開催された時、大賀社長は自ら指揮をしたのだが、地元の音楽評論家から酷評された。
 当時は日本が「世界に冠たる経済大国」という虚名に酔いしれていたので、それを利用してソニーの社長が自分の趣味を満足させる公私混同をしたという批判の声もあがった。
 そして、朝日新聞の「経済気象台」という経済コラムで、外部委託の匿名批評家の一人が、大賀社長の公私混同と下手な演奏のために、日本が驕っていると海外から受け取られては、何かと悪影響があるという指摘をした。
 すると、週刊文春が噛み付いた。大賀社長の指揮は素人ながらそれなりにやったもので、これを日本人の驕りと批判するべきものかと言う大見出しであった。
 これに対して、朝日の同コラムで同じ匿名批評家が反論し、大賀社長の指揮を酷評したのは著名な批評家で、実際に酷評されてもしょうがない内容であり、こんな自己満足を平気でやってのける大企業の社長ということでは、日本人が驕っていると思われても仕方がないという趣旨だった。
 しかし、実は同じ朝日新聞でも、特派員が書いた記事は違った。大賀社長の指揮ぶりは、最初は調子が出なかったが、次第に慣れてきて無難に終わらせることができ、大賀社長は頑張ったというものだった。
 つまり、相手が日本の代表的な大企業の社長であっても批判したのは外部委託の批評家であって、正規の記者である特派員は提灯記事を書いたのだった。
 なのに、文春は朝日がソニーを批判したという記事にしたのだから不正確であるし、朝日が大企業社長批判をする勇気あるメディアと過大評価してしまったというより、文春が大企業に媚び広告を頂こうとしただけであろう。
 まあ、対立している様に見せかけているが、金のために媚びている同じ穴のムジナであるということだ。そしてバブル経済は破綻し、国際的地位低下で情けない日本の中でも特にソニーは、大賀社長時代に買いあさっていた莫大なコンテンツを死蔵せるなど時代に遅れたうえ横暴経営を批判されている。

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by ruhiginoue | 2011-01-13 15:11 | 経済