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by ruhiginoue

禿頭と前立腺肥大と爆弾事件

 男性型脱毛症の治療に進歩が見られ、完治の希望もあるといわれているのは結構なことであるが、この男性型脱毛症の原因である男性ホルモンの一種は、前立腺肥大という病気の原因でもあるといわれる。
 これに関連して、元爆弾事件被疑者について述べたことがある。彼は、髪型とともにチョビヒゲとメガネまでが磯野波平と同じで、前立腺肥大で長期治療をしていたが、その直後から、人権擁護運動の場で異常な行動を取り始めたという話だった。
 彼は、自分の爆弾容疑は無実の不当逮捕であると主張し、それで無罪になったから他の冤罪の救済に取り組んでいると言うが、実際にしているのは、より深刻で悲惨な被害を受けた人を嘲り笑うことであった。
 それも、大声を出して身振りも加えながら、相手を指差して「ドヒャー」とか「ゲヘヘヘヘ」とか「ギャハハハ」という狂気に満ちたものだった。一般的に、逮捕拘束された人には、その後、精神に異常を来してしまったと思われる行動をとる人が少なからずいて、他人を傷つけたり、反対に自傷行為におよび自殺する場合もある。
 ただ、先日、俳優の内野聖陽が、スキャンダルの心労により白髪が出たという話を自らのサイトで告白しているが、それと同じように、冤罪とか国家賠償とか権力犯罪と闘っている人たちは、大変な労苦であることは言うまでもなく、もちろん白髪が出る人ばかりなのだが、それについてもゲラゲラと指差して笑っていて、それではいったい何のために運動しているのかと疑問だが、しかし彼は自分が脱毛症であることから、他の人を嘲笑して気を紛らわしているのではないかと思われた。
 そうしたら、同じことをしている人が他にもいて、その人は五十代なかばの男性で脳性の全身の障害者であった。彼は興味本位で裁判の傍聴に行き、被害者とか被告を見て面白がっているのだが、美容外科の被害を受けた女性が笑われたという話も聞いた。彼は身体の動きだけでなく言葉も不自由であるが、不自由そうな独特の歩き方をしながら近寄ってきて、「ううう」「あああ」などと言いながら懸命に声を絞り出すようにして「しゅっ手術」と、その被害を受けた顔を指差しながら言うので、失礼だなと感じはしたものの裁判に興味があって質問があるのかと思い「何か?」と言ったら、なんと彼は顔の表情を歪ませながら笑ったそうだ。「何が可笑しいの」と問うたら、さらに大きく笑って、また独特な歩き方をして立ち去った。
 また、映画『それでもボクはやってない』では、裁判傍聴マニアが出てきて、性犯罪ばかりに興味を持つ悪趣味の人から、主人公がイヤな思いをさせられる場面があるけれど、これと似たような感じで、精神病の人たちが裁判を傍聴に行き、それは社会的な関心からではなく、被告人を見物して面白がり、それをホームページに記載して、はしゃいでいたりもする。
 そんな気晴らししかできない人がいることはわかっているが、内容的に深刻であり当事者を深く傷つけることなので、そんな恥ずかしいことをする可哀想な人になっては駄目だという世の中の雰囲気を、なんとかして醸造できないかと思案しているこのごろである。

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by ruhiginoue | 2011-01-31 21:58 | 社会