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井上靜に関するblog(網誌)です。下記の著書を読んでもらえたら嬉しく存じます。


by ruhiginoue

金ピカ先生は出る幕なしの時代

 ヤクザ風の派手な出で立ちで授業するパフォーマンスにより「金ピカ先生」といわれた予備校の名物講師が、大病をして奇跡的に全快したという記事があった。
 その活躍が全盛期だった八十年代に、田中康夫氏がケチをつけていた。田中氏も受験には一家言がある人で、そんな彼としては、金ピカ先生がわかりやすく親しみやすい授業と言って英単語をラップにのせて歌い憶えようなどと効率の悪いことをしていることが鼻についたのではないだろうか。

 また金ピカ先生は、勉強が嫌いとか苦手な人向けの勉強法を説いていて、どこの大学にも入れそうにない人を、なんとか入れてやろうという方針だったから、これに田中氏としては、無理して進学させるのは間違いだと思ってもいたようだ。
 そして現在では少子化のため、選り好みしなければ誰でも進学でき、無気力な学生に教員が苛立つという構図が出来上がっている。

 また、金ピカ先生とはドラマの「金八先生」を捩っているのだろうが、同様に「金髪先生」と言われる歌手ドリアン助川氏の、予備校講師の経験に基づいて受験英語と同時に役にも立つ会話を教えるテレビ番組に比べると、金ピカ先生の授業は奇をてらってばかりでわかりにくいうえ程度も低い。
 そんな時代遅れなので、金ピカ先生は主婦に一般教養英会話を教えるなどが主で、予備校では話題作りのために時々お呼びがかかると行くだけのようだ。

 そもそも、八十年代までの受験体制が現在の弊害を生んだのだから、あの時代を煽った人がまた登場するのは、今また長谷川慶太郎氏や海江田万里氏に経済を論じさせるようなものである。

 そして、田中氏は政界に入っており、金ピカ先生も政治に関心を見せているけれど、これもやめておいたほうが良いだろう。彼の政治についての発言を読んだことがあるが,受験が八十年代なら、政治は五十年代である。




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by ruhiginoue | 2011-02-18 00:21 | 社会