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井上靜に関するblog(網誌)です。下記の著書を読んでもらえたら嬉しく存じます。


by ruhiginoue

非常識を通り越した原発擁護の実態

 原発擁護してきた芸能人に風当たりが強くなっていて、謝罪した人もいるが、金欲しさにCMに出た芸能人のように、ただ顔を貸しただけの人より、それなりの見識を持つ立場から発言した人のほうが問題だ。
 その点で言うと、最悪は『ニュートン』誌の竹内均編集長である。テレビ原発安全CMに出て、放射線は安全だと言い、そこでは、地学が専門なのに地震の危険にはもちろん言及しない。
 また、吉村作治というタレント学者は、考古学が専門だから原発など素人であるのに、学者として原発擁護してきた。
 この吉村と親しくて、吉村が一番好きな小説家という曾野綾子も、無知による滑稽な原発擁護をし続けた。しかも、最近よく登場する『SAPIO』だけなら、まだ雑誌のカラーから商売だったとも言えるが、NHKで更にトンデモ発言をしていた。
 この人は、筒井康隆が小説『大いなる助走』で、からかって描いた「話題作りのために文学賞候補とされた聖心女子大のお嬢様」のモデルだった。そして小説は何も受賞できないまま老婆になってしまい、また権力すりより発言で知られるようになり、受賞できたのは産経新聞の「正論大賞」というのだから可笑しい。
 しかし、自称カトリック教徒だから、そのことと絡めて「体制の淑女」としての発言をしなければならない。そこでNHKに出演して主張した。
 「チェルノブイリ原発事故の犠牲者より、妊娠中絶のほうが数が多いうえ罪深い」
 もう、筒井康隆の小説ではなく、スチーブン=キングの小説である。いや、『キャリー』のママもぶっとぶ狂信的な発想だろう。次元の異なる対象を比較をする愚というような、論理の問題だけでは済まない。
 こんな、非常識を越えた原発擁護が、日本ではまかり通ってきた。だから今の事態は起きるべくして起きたのだ。

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by ruhiginoue | 2011-04-28 00:17 | 社会