児童のとき刺されて救急車で病院に
2011年 06月 11日
児童それも年齢一桁のとき、刺されて大量出血し、救急車で病院に搬送されたことがある。
それは12月26日だった。小さいから行事など意識していなかったので、年末だったとの記憶は無かった。先日、ある動画投稿サイトに、その日に放送されていたのをハッキリ憶えている番組があるのを偶然に見かけて、おかげで放送日を調べることが出来たのだった。
けがのほうは不幸中の幸いで、出血は多かったけれど輸血するほどではなく、止血しただけで傷は縫わなくても塞がり、点滴などしながら様子見で数日の入院で済んだ。
では、誰に刺されたかというと、近所に住んでいる同級生だった。凶器となったのは、工作用のハサミで、小さいものだが先端の尖ったものだった。
彼はいきなり、全身の力を一気に込めて刺したのだが、こんなことを度々していた。尖ったもので刺すだけでなく、ものを投げてぶつけたりもするのだが、それが普段はよく犬や猫に石をぶつけているけど、時には拾った空き缶を車道に置いておき、自動車に踏み潰させペチャンコにすると、それを円盤投げのようにして、人間にぶつける。これにより保育園児が頭を何針も縫合する重傷を負っている。他にも後から突き飛ばして転倒させ負傷させるなど、挙げていたらきりがない。
また、しばしば動物を殺すこともしていた。自分で飼っている小動物だけでなく、他人の飼っている小動物を、投げて塀などにぶつけて殺すことを、何度もしていた。これは子どもが無邪気な残酷趣味で小さい生き物を殺すのとは明らかに違った。彼は何の前触れもなく突然、黒目が勢いよく回転して白目を剥き、口元には嘲るような薄ら笑いを浮かべ、刺したり投げたりするのだった。
だから仲良く遊んでいた友達がいきなり危害を加えられるし、他人が可愛がっている生き物を突然ふんだくって投げたり、自分で飼っている動物を可愛がっているところで急に刺したり、そうやって殺傷する。
その親のところへは、もちろん抗議が来るのだが、絶対に受け付けない。そんなことがあるわけないと頑なに言って否定したり、お宅の子が先にやったからだと根拠もなく言って、絶対に自分の子どもの非を認めない。
だから、彼に近寄っては危ないと周囲の大人たちは言うようになった。
ところが、中学に入った頃から、彼は急に大人しくなり、暴力を振るわなくなった。それどころか、普段から脱力したようになって、目がうつろになった。彼はもともと勉強の成績は、特に良くもなかったが、決して悪くもなかった。それが急に最低の部類になってしまった。
これは成長の過程で何か変わったのかと、周囲で噂されていた。彼に暴力を振るわれた経験がある同級生は「鳴りを潜めた」と表現した。
ところが、この話をたまたま薬店の薬剤師に話したら、それは絶対に薬物療法を始めたからだと断言した。そこで気になったので確認したくなり、機会があったので医師にも話してみたら、彼に兄弟姉妹が居ないかと訊くので、弟が居ると言うと、ではその弟に神経系の持病はないかと言う。それで思い出したが、彼の弟は小さい頃からよくてんかんの発作を起こしていた。
やはり親が密かに薬漬けにした可能性があると、医師は言った。あの、抗議を突っぱねる親の態度は、差別と偏見を恐れてのことで、家系にある病気を隠しながら治療していたからではないか、と考えられた。
こういうわけで、自分が被害者だったから、病気と差別と治療の問題について、どうしても関心をもってしまう。例のクレーン事故もそうだが、差別と偏見を恐れて家族が隠したことで、なにか起きたときに、かえって悲惨なことになってしまうのだ。
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それは12月26日だった。小さいから行事など意識していなかったので、年末だったとの記憶は無かった。先日、ある動画投稿サイトに、その日に放送されていたのをハッキリ憶えている番組があるのを偶然に見かけて、おかげで放送日を調べることが出来たのだった。
けがのほうは不幸中の幸いで、出血は多かったけれど輸血するほどではなく、止血しただけで傷は縫わなくても塞がり、点滴などしながら様子見で数日の入院で済んだ。
では、誰に刺されたかというと、近所に住んでいる同級生だった。凶器となったのは、工作用のハサミで、小さいものだが先端の尖ったものだった。
彼はいきなり、全身の力を一気に込めて刺したのだが、こんなことを度々していた。尖ったもので刺すだけでなく、ものを投げてぶつけたりもするのだが、それが普段はよく犬や猫に石をぶつけているけど、時には拾った空き缶を車道に置いておき、自動車に踏み潰させペチャンコにすると、それを円盤投げのようにして、人間にぶつける。これにより保育園児が頭を何針も縫合する重傷を負っている。他にも後から突き飛ばして転倒させ負傷させるなど、挙げていたらきりがない。
また、しばしば動物を殺すこともしていた。自分で飼っている小動物だけでなく、他人の飼っている小動物を、投げて塀などにぶつけて殺すことを、何度もしていた。これは子どもが無邪気な残酷趣味で小さい生き物を殺すのとは明らかに違った。彼は何の前触れもなく突然、黒目が勢いよく回転して白目を剥き、口元には嘲るような薄ら笑いを浮かべ、刺したり投げたりするのだった。
だから仲良く遊んでいた友達がいきなり危害を加えられるし、他人が可愛がっている生き物を突然ふんだくって投げたり、自分で飼っている動物を可愛がっているところで急に刺したり、そうやって殺傷する。
その親のところへは、もちろん抗議が来るのだが、絶対に受け付けない。そんなことがあるわけないと頑なに言って否定したり、お宅の子が先にやったからだと根拠もなく言って、絶対に自分の子どもの非を認めない。
だから、彼に近寄っては危ないと周囲の大人たちは言うようになった。
ところが、中学に入った頃から、彼は急に大人しくなり、暴力を振るわなくなった。それどころか、普段から脱力したようになって、目がうつろになった。彼はもともと勉強の成績は、特に良くもなかったが、決して悪くもなかった。それが急に最低の部類になってしまった。
これは成長の過程で何か変わったのかと、周囲で噂されていた。彼に暴力を振るわれた経験がある同級生は「鳴りを潜めた」と表現した。
ところが、この話をたまたま薬店の薬剤師に話したら、それは絶対に薬物療法を始めたからだと断言した。そこで気になったので確認したくなり、機会があったので医師にも話してみたら、彼に兄弟姉妹が居ないかと訊くので、弟が居ると言うと、ではその弟に神経系の持病はないかと言う。それで思い出したが、彼の弟は小さい頃からよくてんかんの発作を起こしていた。
やはり親が密かに薬漬けにした可能性があると、医師は言った。あの、抗議を突っぱねる親の態度は、差別と偏見を恐れてのことで、家系にある病気を隠しながら治療していたからではないか、と考えられた。
こういうわけで、自分が被害者だったから、病気と差別と治療の問題について、どうしても関心をもってしまう。例のクレーン事故もそうだが、差別と偏見を恐れて家族が隠したことで、なにか起きたときに、かえって悲惨なことになってしまうのだ。
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by ruhiginoue
| 2011-06-11 23:12
| 社会