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by ruhiginoue

イスラエル楽団がバイロイトでワーグナー

イスラエル楽団がバイロイトでワーグナー_f0133526_13505584.jpgかつてフジテレビ取材に応じ、自宅でのインタビューを受けた映像の背後に『指輪』全曲録音BOXCDが映っていたため、よほど好きなのかと言われたことがある。ただ、ほんとうのマニアの人たちはデジタルリマスター版に買い換えている。これは大成功の音質らしい。
 そのインタビューの元々の原因である手術で、重傷を負わせた張本人の医者は、裁判でも学会でも批判されはしたが、国立病院で公務員としてやったことだから個人責任は問えなかった。
 ホロコーストの罪を問われたアイヒマンは、イスラエルのナチ戦犯法廷で、公務だから個人責任はないと抗弁したが、通用しなかった。敵国の裁判だからだろう。
 噂によると、その医師は美容外科を都心で経営しはじめ儲けていたはずだったが、千葉の田舎の新興住宅地に移り、違う科目の診療をやってるそうだ。確認したところ、ほぼその通りであった。南米に逃れたメンゲレ博士のようだと評した人もいる。おかげでこっちはサイモン゠ウインゼンタールとか、ひどいものになると「モサド」なんて言われてしまった。
 ところでその医師は、サザンオールスターズの大ファンで、コピーバンドするほどだった。それ以来、どうもテレビに桑田某氏が出てくるたびに嫌な連想をしてしまう。歌手は無関係であるのに。
 だから、ズビン゠メータがイスラエルフィルでワーグナーを演奏しようとしてユダヤ人観客にはり倒された事件では、客の方に同情してしまった。
 ダニエル゠バレンボイムは、観客と話し合って了解を得た上で演奏したから、問題にならなかったけれど、メーターは抗議するユダヤ人観客に笑いながら「気にしなければ良いじゃないですか」と言って演奏しようとした。バレンボイムはユダヤ系だが、メーターはインド出身なので温度差がある。とはいえ、歴史的常識と普通の思いやりがあれば、そんな言い放ちは出来ない。メーターはバカである。それで聴く気がしなくなって、彼のCDを全部ブックオフに二束三文でたたき売ってしまった。
 ところで、ベルリン発共同伝によると、ワーグナーゆかりの同国バイロイトで、イスラエル室内管弦楽団がワーグナーの作品を初めて演奏したそうだ。記憶を風化させずに融和するなら、結構なことと言えるだろう。

 「共同」の記事に曲目は無かったが、おそらくワーグナーの室内楽なら『ジークフリート牧歌』だろう。
 映画『ブラジルから来た少年』の劇中で、南米逃亡中のメンゲレ博士が聴いている場面がある。
 録音には著作権があるから使用料を払わないといけないけれど、楽譜は古典なので著作権が無いから、映画音楽と一緒に演奏してしまえば安上がりという訳で、この映画の音楽を作ってアカデミー賞候補にもなっているジェリー゠ゴールドスミスが指揮する、ワーグナーの『ジークフリート牧歌』が流れていた。

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by ruhiginoue | 2011-07-27 14:23 | 音楽