リビア情勢とゴールドラッシュ
2011年 08月 25日
金の空前の値上がり、ドル札が実質紙屑であること、石油の相場、そして井上ひさしが小説『吉里吉里人』で描いた金本位制復活とその影響、などについて紹介してきたが、独裁者を倒そうと立ちあがった民衆を助ける民主主義国のNATO軍なんて漫画チックな図式を御用メディは垂れ流し宣伝している。ヤクザがカッコいいのは仁侠映画だけだというのと同じように、NATOが正義の味方なのは少女漫画だけである。
以下、報道のおさらい。訳に難があったにご指摘を。
リビアにNATOが軍事介入した理由について、様々な推測がなされています。そのなかには、カダフィが目論むドル支配体制打破を 、阻止するためだと考えている人たちがいます。
英国のキャメロン首相などは、市民を軍事攻撃とは許せないので守らないといけないと言います。
リビアの石油を奪う目的で、石油の大手筋が介在しているのだと言う人もいます。
しかし今回の介入には、背景に通貨問題があると確信している人たちもいます。特にカダフィが提案しているディナ金貨の件です。こ れは実際に金から作られるアフリカ単一通貨であり、これを使用することで真の利益共有となります。
反戦活動家のジェームズ=サーリング博士は言う。このようなことは、可能な限り秘密裏に行わねばなりません。なぜなら、この件に言及した時点で、すでに米ドルからの変更を意味するからです。
軍事介入が始まる一ヶ月前にも、カダフィはアフリカとイスラムの諸国に対して、この新統一通貨に参加するよう呼びかけていました。ドルとユーロに対抗できるようになるのだから、石油その他の資源はディナ金貨のみで取引を行おう、と。
国の財力の基準を、「ドルをどれだけ流通させているか」から「金 をどれだけ持っているか」に変更することで、世界各国の経済力のバランスをシフトさせる狙いでした。リビアは144トンの金を保有しています。その2倍をイギリスは持ってはいますが、人口が10倍もあるので1人当たりイギリスはリビアの5分の1です。
日刊ベルの創設者アンソニー=ワイルの指摘。もしもカダフィが、石油などの取引を、新しい通貨を立ち上げるなどドル以外で行おうとすれば、現在のシステムを管理している世界の複数の中央銀行から歓迎されないことは明らかです。その意味からも、彼を権力から追い落とそうとする理由になり得ます。
イラクのフセイン大統領が、2000年からドルではなくユーロによる取引を始めたところ、制裁措置と軍事介入が続きました。アメリカとしては、OPEC諸国のすべてが石油をユーロで取引することを、断固阻止 しなければならなかったのです。
多くの西側諸国は、充分な金を所有していませんが、リビアのような金保有立国(GOLD STATE)は違います。ディナ金貨の恩恵により石油で潤うことになったアフリカと中東諸国は、エネルギー資源を求める国々に対して「値上がりしたから、支払いは金でないと駄目」と言うかもし れません。
このようなことは、アメリカとNATO諸国としては絶対に許せないだろうと思われます。
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以下、報道のおさらい。訳に難があったにご指摘を。
リビアにNATOが軍事介入した理由について、様々な推測がなされています。そのなかには、カダフィが目論むドル支配体制打破を 、阻止するためだと考えている人たちがいます。
英国のキャメロン首相などは、市民を軍事攻撃とは許せないので守らないといけないと言います。
リビアの石油を奪う目的で、石油の大手筋が介在しているのだと言う人もいます。
しかし今回の介入には、背景に通貨問題があると確信している人たちもいます。特にカダフィが提案しているディナ金貨の件です。こ れは実際に金から作られるアフリカ単一通貨であり、これを使用することで真の利益共有となります。
反戦活動家のジェームズ=サーリング博士は言う。このようなことは、可能な限り秘密裏に行わねばなりません。なぜなら、この件に言及した時点で、すでに米ドルからの変更を意味するからです。
軍事介入が始まる一ヶ月前にも、カダフィはアフリカとイスラムの諸国に対して、この新統一通貨に参加するよう呼びかけていました。ドルとユーロに対抗できるようになるのだから、石油その他の資源はディナ金貨のみで取引を行おう、と。
国の財力の基準を、「ドルをどれだけ流通させているか」から「金 をどれだけ持っているか」に変更することで、世界各国の経済力のバランスをシフトさせる狙いでした。リビアは144トンの金を保有しています。その2倍をイギリスは持ってはいますが、人口が10倍もあるので1人当たりイギリスはリビアの5分の1です。
日刊ベルの創設者アンソニー=ワイルの指摘。もしもカダフィが、石油などの取引を、新しい通貨を立ち上げるなどドル以外で行おうとすれば、現在のシステムを管理している世界の複数の中央銀行から歓迎されないことは明らかです。その意味からも、彼を権力から追い落とそうとする理由になり得ます。
イラクのフセイン大統領が、2000年からドルではなくユーロによる取引を始めたところ、制裁措置と軍事介入が続きました。アメリカとしては、OPEC諸国のすべてが石油をユーロで取引することを、断固阻止 しなければならなかったのです。
多くの西側諸国は、充分な金を所有していませんが、リビアのような金保有立国(GOLD STATE)は違います。ディナ金貨の恩恵により石油で潤うことになったアフリカと中東諸国は、エネルギー資源を求める国々に対して「値上がりしたから、支払いは金でないと駄目」と言うかもし れません。
このようなことは、アメリカとNATO諸国としては絶対に許せないだろうと思われます。
by ruhiginoue
| 2011-08-25 07:14
| 政治





