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by ruhiginoue

小沢一郎氏と自分の裁判の違い

 小沢一郎氏に無罪判決となったが、これによって強制起訴について色々と言われている。
 これまでに本件も含めて二例とも、問題があったことは間違いない。
 しかしたった二例によって、制度そのものを否定するわけにはいかない。制度それ自体ではなく、その運用に問題があるのかもしれないし、考え方は良くても実践してみると課題があることが判ることもあり、どんなことも反復することで上達とか向上とかいうことになっていくものである。
 もちろん小沢一郎という政治家を、どう評価するかは別に問題となる。例えばなにより本件のように、そもそも政治家とは政策などとは別のところで何億円も動かすものなのかという根源的な疑問。
 ところで、ちょうど自分の裁判の手続きがあったのだが、これは杉山功郎という弁護士が法廷で虚偽を述べたことを訴えたもので、東京地裁の堂薗幹一郎裁判官が、法廷で起きたことなのに弁護士会内部で起きたことにしてしまい、弁護士会内部のことだから裁判所は判断しないという、故意の事実誤認により逃がしたことに対する控訴である。
 この問題の弁護士と裁判官は仕事で馴れ合いしていたから、という指摘もあるが、この件により、ますます杉山功郎弁護士の危険な体質が明らかになったと言えるだろう。
 これについて控訴ではどんな反応があるか、楽しみである。
 そのなかで、東京高裁からわざわざ特別送達で通知があったのだが、指定されたとおり郵便切手を予納しておいたのに、それでは1040円不足なので追加して納めろというもの。
 これは不可解だから、不明な点は問い合わるようにと書記官室の番号が記載されてるので、そこで担当書記官に尋ねたところ、この連絡をするため特別送達の費用1040円を使ったからという回答。
 バカじゃないかと思ったが、このさい「期日呼び出し状」を同封したので、これは大切な通知だから「特別送達」にしたと言う。しかし、これまで当事者双方が都合がつく日について裁判所からファックスで問い合わせがあり、フアックスで返答していたのだから、普通はその回答に基づいて裁判所で日時を決めると、ファックスで当事者双方に連絡し、連絡を受けたことを確認のため「期日請け書」を当事者が裁判所にファックスで返送するものである。返送が無ければ、届いたか電話で問い合わせられる。これなら簡単かつ確実な上はるかに迅速で安価である。
 なのに、通例に反して、必要も無いのに、よけいに手間と時間がかかるうえ送料が高額な特別送達を利用してしまった。そして、指定されたとおり納めていたのに、これで足りなくなったからその分を追加して納付しろ、という連絡事務を同封したということだ。
 こちらから指摘を受けて、不手際に気づいた書記官は「あーっ」と言って明らかに「しまった」と言う様子であったが、謝りはしなかった。違法行為ではないし、公務員は個人責任を持たない。
 たいした金額ではないが、しかし1040円あったら裁判所の地下の不味い食堂(これは弁護士がよく言うこと)ではなく、少し足せば隣にある弁護士会館の地下で和食か中華に出来る。
 やれやれ小沢一郎氏と比べるとケチな金額だが、役人が市民から納められたものをうっかり無駄遣いしてしまって責任無し、ということに、むしろ不愉快であった。

 
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by ruhiginoue | 2012-04-26 20:15 | 司法