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井上靜に関するblog(網誌)です。下記の著書を読んでもらえたら嬉しく存じます。


by ruhiginoue

フェイスブックの中のいかがわしさ

 米Facebookは5月18日(現地時間)、NASDAQ市場に上場して話題となったが、その割に、その後の値は振るわないようだ。
 そもそも、期待するほどのものではないのに、誇大な宣伝がされていた気がする。例えば、マスメディアが権力のひも付きなので、インターネットが民主化を促進しているという妄想が蔓延っている件。
 今日も、NHKでは「市民への武力弾圧が続くシリア」と報道されていたが、この発端にフェイスブックがあった。これにより、民主化要求の声が結集されたといわれた。
 ところが、実はフェイスブックで、シリアの失業者に給付金が出るかのように呼びかけがあったのだった。政府広報っぽいがはっきりせず、しかし一応その指定された日時と場に出向いた人たちがいて、大勢の人が集まり、みんな何事かと話していたけれど、結局は何もなくガセネタだったか、と言うことになった。
 ただ、そこをなぜかビデオカメラで撮影していた人がいて、何で撮影しているのかと不思議がられた。すると、その映像が欧米のテレビで流されたうえ、シリアで失業者が政府に抗議集会とアナウンス。
 さらに外国から持ち込まれた武器で暴動が起こされ、警察と軍が常識的な治安のための対応をしただけなのに、シリアで政府への怒りが爆発し、この市民へ武力弾圧、と非難する欧米。
 いかにも石油目当ての陰謀ではないかと非難が起きても報道されず、安保理で介入に反対したロシアと中国の言い分は伝えず、勝手に、独裁国を擁護したことにしてしまう。
 それを受け売りする日本の報道には、インターネットなど無くても違和感を持つ人は多い。産油国であれば利権がらみは当然だし、対立する言い分を聞いたうえでそれに反論するのではなく一方的に断定しているのだから、これは鈍感な人でなければ変だと気づく。
 そのいかがわしさは、フェイスブックの中にもある。

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by ruhiginoue | 2012-05-19 14:31 | 経済