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井上靜に関するblog(網誌)です。下記の著書を読んでもらえたら嬉しく存じます。


by ruhiginoue

そんな弁護士は橋下だけではない

 よく、橋下徹は「弁護士だった癖に」と言われる。
 最近では、従軍慰安婦問題で、相変わらず時勢に迎合して話題作りしたいとの意図なのだろうが、その発言から、証言では証拠にならないと彼は思ってるのが判る。
 いうまでもないはずのことだが、被害者の証言と加害者側の証言、第三者の証言、そのときの背景、などと一致していれば信用できるので決定的な証拠になるものだ。
 むしろ、解釈の仕様がいくらでもある半端な物証より強い。
 これを従軍慰安婦で言えば、 韓国その他の国々の被害者と自称する女性たちの証言は、その人数が多く地域も国も違うのに、内容的に一致しているうえ、日本側からの従軍した兵や軍医の証言とか、彼らが付けた記録とも一致しているから、信用に足ると判断できるわけだ。
 ここまで厚みがある証言なら、刑事裁判でも充分通用する。

 ところが、証言はまったく証拠にならないと言う弁護士は時々見かける。前に裁判所で、弁護士が証拠にならないと言うのに対し、裁判長が「これだって立派な証拠ですよ」と指摘していたのを傍聴席から見たことがある。
 これは、敵の側の弁護士が、相手側の証言を否定しようとして言ったのではなく、自分の依頼人の証言についてのことだった。なぜかというと、証言を証拠とするなら、その内容が信用できるかどうか問題となるので、検証しなければならなくなる。それが面倒臭いということだった。
 そんなやる気のない弁護をする者がいるかと驚くが、特に珍しいことではない。勝ちに行く気がないので、成功報酬は期待せず、先にもらった着手金だけが儲けだから、あとはなるべく手抜きしようということだ。
 そんな態度に付合わされたくないので、共犯者にされたくない裁判官がアリバイ作りにいちおう指摘しておく、ということだ。
 だから、もしかしたら橋下も、そういうことをやっていた弁護士だったのではないかと感じる。
 また、そんな弁護士に依頼しないよう、みんな気をつけてほしい。

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by ruhiginoue | 2012-08-31 19:44 | 司法