車内暴力に遭ってしまった
2013年 04月 12日
今朝、用事で出かけて地下鉄丸の内線に乗っていたら、いきなり後から膝蹴りを受けた。
全力で蹴ったようだが、それにしては全く痛くなくて、振り返ると七十歳代とみられる男性だった。非力な人のようだ。しかし感情的には激昂していた。
「混んできたんだから、詰めろ」
すごい形相で怒号を浴びてきた。周囲の乗客も驚いたようだ。
「それなら言えばいいことで、蹴ることはないでしょう」
そう嗜めると、
「言われなくてもわかるだろ」
「それにしても蹴るのは間違いです。もちろんお怒りの気持ちはわかります。でも、見てください」
自分が立つ前を示すと、老人はそこに赤ん坊を抱いた女性がいるのに気づいた。
「だから間を空けていたのです」
老人はばつ悪そうにした。
「あなたからは見えにくくて、気づかなかったのでしょう」
「そうでした」
と急に小さな声になって老人は言った。
「では、私に『やりすぎてしまった』と言ってくれますね」
「はい。どうもすみませんでした」
そして老人は、「上着の襟の後がめくれてますよ」と言いながら、丁寧に直してくれた。周囲の乗客の視線が集中して、とても恥ずかしそうだった。
そして無言のまま立ち続け、赤坂見附駅で降りて行った。
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全力で蹴ったようだが、それにしては全く痛くなくて、振り返ると七十歳代とみられる男性だった。非力な人のようだ。しかし感情的には激昂していた。
「混んできたんだから、詰めろ」
すごい形相で怒号を浴びてきた。周囲の乗客も驚いたようだ。
「それなら言えばいいことで、蹴ることはないでしょう」
そう嗜めると、
「言われなくてもわかるだろ」
「それにしても蹴るのは間違いです。もちろんお怒りの気持ちはわかります。でも、見てください」
自分が立つ前を示すと、老人はそこに赤ん坊を抱いた女性がいるのに気づいた。
「だから間を空けていたのです」
老人はばつ悪そうにした。
「あなたからは見えにくくて、気づかなかったのでしょう」
「そうでした」
と急に小さな声になって老人は言った。
「では、私に『やりすぎてしまった』と言ってくれますね」
「はい。どうもすみませんでした」
そして老人は、「上着の襟の後がめくれてますよ」と言いながら、丁寧に直してくれた。周囲の乗客の視線が集中して、とても恥ずかしそうだった。
そして無言のまま立ち続け、赤坂見附駅で降りて行った。
by ruhiginoue
| 2013-04-12 21:03
| 雑感





