人気ブログランキング | 話題のタグを見る

井上靜に関するblog(網誌)です。下記の著書を読んでもらえたら嬉しく存じます。


by ruhiginoue

橋下発言は戦前だったら右翼に殺される

 従軍慰安婦と買春についての橋下発言は、国内だけでなく国際的にも強く批判されたため、同じ穴のムジナだったはずの安倍総理らも、トカゲの尻尾切りのような態度である。
 ところで、こうした問題のさい日本の責任を否定しようとする人たちにある誤解が、被害に遭ったと訴える女性たちは金目当ての合法的な売春婦である、というものだ。だから、被害というのは狂言であり、それを基に日本の責任を問うのは不当であり、悪意があると主張する。
 しかし、自由意志による買春というなら、人身売買によるものであってはならないし、自分の意思で始めたことなら自分の意思で辞められるものでなければならない。そうではないから強制であり、これを金銭の契約により縛るのは人身売買であるとして、戦前の日本の法律でも明確に禁止されていた。
 ただ、法律は制定しても取り締まりはしなかった。それは政治と行政の怠慢もあるが、それ以上に、もともと人身売買が横行したのは背景に貧困があるためだから、取り締まりは無理に近いという事情があった。
 それなら、取り締まりよりも先ず原因を取り除くべきということになる。ところが、貧困対策どころか時の政府は特権階級の利益ばかり。農村では大勢の娘たちが売春婦として売られていると新聞が報道し、政治に対する憤りが凄まじいことになった。そのさい特に右翼が過激化し、その影響もあって軍隊がたびたび反乱を起こして、総理大臣が殺される事態にもなったことは周知のとおり。
 だから、これは知人のジャーナリストが指摘していたことだが、もし橋下や安倍やその支持者である右派らが主張しているように「金のための売春」と戦前に公言したら、右翼に殺されているはずだ。
 そういうことをちゃんと考えないでいいかげんなことを言うから問題になるわけで、だから安倍は立場から考慮しはじめたのに、橋下は立場もわきまえず相変わらずの軽率さだった、ということなのだろう。
  

人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
by ruhiginoue | 2013-05-17 13:38 | 政治