「じゃりんこチエ」で大阪に面食らう
2013年 09月 12日
宮崎駿監督が引退を表明し、スタジオジブリでは後継者で悩んでいるらしいと噂になっている。
アニメーション製作の会社は低賃金長時間労働で、ブラック企業と言われそうな条件だが、それでも情熱で頑張っているというのは、どこかの居酒屋チェーンとは違って、本当のことだ。
しかしジブリは、車軸の両輪である高畑勲と宮崎駿の両監督が、そもそも東映動画の労使紛争で意気投合したのだから、労働条件には気を使っている。ただ、それができるのは大ヒット作を何度も発表しているからで、収益が減ったら、それどころではなくなる。
このあと、高畑勲監督の新作が公開される予定だが、高畑監督は宮崎監督より年上である。さて、これからどうなるか、と労働問題としても興味がわく。
ところで、高畑勲監督の作品のひとつに『じゃりんこチエ』がある。これは人気漫画が原作だが、大阪に住んでいた中山千夏が主人公の声優を務め、他の役にも関西のお笑い芸人が続々と登場するし、また、監督は原作を読んでもよくわからなかったので、かつて作ってきた「世界名作劇場」と同様に、現地に出向き見て回ったところ、その雰囲気が理解できたので、当地の風俗を丹念に描いたという。
それで映画は、見事に生々しい描写となったのだが、世界名作劇場と同様、大阪は他の土地に住む日本人からすると外国も同然というわけだ。確かに、映画を観て、大阪以外の人は面食らうことが多い。
この映画の主人公のチエは小学生だが、父親の経営するホルモン焼き店をきりもりしている。なぜなら父親が仕事をほったらかして博打をしに行くからで、これに愛想を尽かした妻は家出しているから、仕方なく娘が働いている。そして、たちの悪い客が代金を誤魔化そうとすると、チエは床に落ちている串を見咎めて、喧嘩になる。
これを見て、とんでもない父親と客に呆れたり怒ったりするのではなく、それをバイタリティあふれるたくましい生活ぶりとしてしまう大阪の雰囲気に、他の土地で生まれ育った日本人は吃驚仰天してしまう。そうした感想を持つ人が、とても多い。
つまり大阪は異文化の土地ということだ。
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アニメーション製作の会社は低賃金長時間労働で、ブラック企業と言われそうな条件だが、それでも情熱で頑張っているというのは、どこかの居酒屋チェーンとは違って、本当のことだ。
しかしジブリは、車軸の両輪である高畑勲と宮崎駿の両監督が、そもそも東映動画の労使紛争で意気投合したのだから、労働条件には気を使っている。ただ、それができるのは大ヒット作を何度も発表しているからで、収益が減ったら、それどころではなくなる。
このあと、高畑勲監督の新作が公開される予定だが、高畑監督は宮崎監督より年上である。さて、これからどうなるか、と労働問題としても興味がわく。
ところで、高畑勲監督の作品のひとつに『じゃりんこチエ』がある。これは人気漫画が原作だが、大阪に住んでいた中山千夏が主人公の声優を務め、他の役にも関西のお笑い芸人が続々と登場するし、また、監督は原作を読んでもよくわからなかったので、かつて作ってきた「世界名作劇場」と同様に、現地に出向き見て回ったところ、その雰囲気が理解できたので、当地の風俗を丹念に描いたという。
それで映画は、見事に生々しい描写となったのだが、世界名作劇場と同様、大阪は他の土地に住む日本人からすると外国も同然というわけだ。確かに、映画を観て、大阪以外の人は面食らうことが多い。
この映画の主人公のチエは小学生だが、父親の経営するホルモン焼き店をきりもりしている。なぜなら父親が仕事をほったらかして博打をしに行くからで、これに愛想を尽かした妻は家出しているから、仕方なく娘が働いている。そして、たちの悪い客が代金を誤魔化そうとすると、チエは床に落ちている串を見咎めて、喧嘩になる。
これを見て、とんでもない父親と客に呆れたり怒ったりするのではなく、それをバイタリティあふれるたくましい生活ぶりとしてしまう大阪の雰囲気に、他の土地で生まれ育った日本人は吃驚仰天してしまう。そうした感想を持つ人が、とても多い。
つまり大阪は異文化の土地ということだ。
by ruhiginoue
| 2013-09-12 17:46
| 映画





