山本太郎議員の手紙で自民党が恐れているのは国民が天皇を利用して政府批判すること
2013年 11月 07日
福島の惨状について日本の国民全体で認識を深めてほしいと考え、その気持ちを手紙を書き、国民全員には無理なので、国民統合の象徴である天皇に読んでもらおう、ということであれば、特に問題はないだろう。それを、天皇に訴えて何かしてもらおうと考えたと解釈してしまうから、自民党は天皇を利用しようとしたと受け取って非難し、共産党は天皇を制度以上に持ち上げたと解釈し批判したのだ。
それでも、不適切だが処分することはないと共産党だって指摘しているというのに、自民党はヒステリックに非難し、議員の資格がないとか辞職しろとか言っている。そんなことを言っていたら、自民党の議員は全員が資格なしで辞職だという厳しい指摘もあるが、とにかく自民党としては神経質になっているのだろう。
その神経質さも当然だ。なんといっても阪神大震災でのことだ。被災者が体育館などに避難しているとき、視察に来た総理大臣ら政府の要人たちは、どうすることもできず、とにかく現状は直接確認したから後で対応策を考えるということで立ち去った。それしかなかったのが現実だった。仕方なかったのだ。だから政府を批判しにくい。
ところが、見舞いに来た天皇は、やはりどうすることもできなかったが、だから、床に座ったり寝ていたりしている人たちに対し、せめて同じ姿勢をとって語りかけようということで、床に膝をついて被災者と同じ視線となり、励ました。この様子がテレビで放送されると、国民の間に感動の嵐が巻き起こり、天皇の人気が急上昇したと同時に、視察しただけでそそくさと立ち去った総理大臣らと対応の遅い政府に、非難轟々という結果になった。
こうこともあったから、天皇が政治的にはなにも問題がない行為をしただけでも、そこから政府が国民に非難されることにつながってしまうことが今後もありえると、容易に想像できる。
つまり、天皇の政治利用と自民党は喚いているけれど、実際には、国民が政府を批判するために天皇を利用することがあり、それこそ政府自民党がもっとも恐れていることなのだ。
だから、そこを山本太郎議員のパフォーマンスが刺戟しやしないかと危惧して、政府自民党はナーバスかつヒステリックになっているのだろう。
by ruhiginoue
| 2013-11-07 21:52
| 政治





