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by ruhiginoue

都知事選挙の候補者たちについて

 舛添もと厚労相が都知事選挙に立候補すると正式に表明したが、このさい彼は「私も脱原発です」と言ったそうだ。これまで、業界から頼まれて散々原発反対運動を非難していたのに。
 ただし、彼は「原発に反対するよりみんなで節電すべき」と説いたため、業界は大迷惑で、彼に依頼したことを後悔したそうだ。電気のために原発が必要だと言っておいて、では節電ということになったら業界は儲からなくなってしまう。彼の説いたことは一応もっともなのだが、このことが業界を困らせるというわけだ。ここにそもそも問題がある。
 そして、彼を自民党は支持するという。では、小泉元総理が言うように、脱原発に方針転換しなければならないはずだ。それが無いのだから、口からデマカセということに必然的になる。

 また、立候補を表明した宇都宮元日弁連会長と細川元総理がどちらも脱原発を説いたから、そこで一本化するよう話し合うべきと社民党の党首が言ったそうで、しかし舛添元厚労相まで脱原発なら、原発推進の自民に対抗して一本化という意見は意味をなさなくなるが、それとも、脱原発で細川は舛添より本気とかマシということだろうか。そう言い得る根拠は皆無だ。

 また、近所の知り合いの社民党女性市議はブログで、細川元総理こそ、高齢で週数日しか都庁に来ないような石原前々知事のようになってしまうのではないかと心配だから、立候補を辞退してほしいと述べている。
 そもそも、細川元総理は新党ブームを作って政権交代で総理となったが、その期待をさんざん集めておいて中途で投げ出し辞任してしまった。そのうえ高齢である。石原元知事も、最初は威勢が良かったが、七十代後半になったらさすがに体力と気力が衰退したようで、登庁すら満足にしなくなった。そして引退するつもりが息子に頼まれて再任し、途中で辞めた。
 なのに、細川元総理は、現在すでに七十代半ばである。これでは舛添元厚労相のほうが、最後までやりそうというだけでもマシである。

 いっぽう、今度こそという宇都宮元日弁連会長については、興味深い現象がある。それは彼の政策のうちオリンピックについてだ。
 その誘致に莫大な税金投入など問題はあったが、決まってしまったものを強引に中止することは現実的でないので、それならシンプルな開催を目指し、設備の建設などで、なるべく税金を使わず、このことで同時に環境に配慮し、国際親善および石原都知事や安倍総理が壊してしまった外交関係の改善に役立てよう、というのが彼の政策だ。
 これに自民方面から反発があるならともかく、左派といわれる人たちが反発している。絶対反対で断固中止ということじゃないから駄目だと。その絶対断固反対スタンスで立候補するという人と、だから応援するという人がいる。こういう調子だから左派は駄目なのだが、しかし、もしかすると極端なことを言って宇都宮引立役のつもりかもしれない。ちょうど田母神元空幕が、舛添引立役をしているように。

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by ruhiginoue | 2014-01-15 19:35 | 司法