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by ruhiginoue

鼠を退治するために猫を飼うのと同じこと

 『魔女の宅急便』が実写で映画化され。ポスターが貼ってあるのを見かける。魔女の傍には猫がいる。ヨーロッパの悪名高い「魔女狩り」では、猫を飼っていればもちろんのこと、自宅の周辺に居ただけで魔女と決め付けられて殺された人もいるらしい。
 しかし、アメリカのテレビドラマの名作『奥様は魔女』では、中世にタイムスリップする話があり、そこで主人公の夫が持っていたボールペンを使ったところ、インクもつけないで書けるから魔法だといわれて裁判にかけられてしまうのだが、それを主人公が魔法の力で助け、自分は魔女だと名乗り、魔女だから捕まって殺されるわけがなく、火あぶりにされて殺された人は、そのことが魔女ではない証拠だと言う。確かに、そんなに怖い魔女なら、むざむざ捕まって殺されるわけがない。
 ところが、実際には魔女なんて存在しないため、それゆえ魔女狩りが盛んに行われたというわけだ。そして、魔女が飼うものだということで猫も大量に殺されたが、そのため鼠が大発生してしまい、媒介されてペストが大流行し、大量の死者がでた。
 これと同様に、アメリカをはじめ日本も含めた国々で「赤狩り」のため、共産主義者だけでなくその疑いをかけられた人から、少し知識があるだけで無関係の人まで、弾圧されて、社会を監査する機能が失われて政治と経済に多大な悪影響となった。
 これは右派の人たちだけの悪行ではない。日本の場合、左翼の爺さんたちは大昔の党派対立を引きずり、今も共産党がどうたら言う傾向がある。これはちょうど、鼠が大発生して作物を荒らすわ、ダニを媒介するわ、ペストが伝染するわ、という大被害に、対策として猫を飼おうと言ったら、何十年も前に魚を盗られた話をしだして、だから猫なんて嫌だと言うのと同じだ。
 また、エコロジーの立場から原発には絶対反対だという人が、今は反対しているが昔は推進または結論留保としていた共産党を批判するなら、それと同じ趣旨の批判は自分もしてきたのでわかるのだが、昔は推進していて反対を弾圧してきた政治家が、ご都合主義でニワカに脱原発などと言い出し、その支持者たちが、共産党は前に反対してなかった時期があったと非難しているのは、実に醜い。
 北里柴三郎はパスツールに相談して、猫を飼うことを奨励したが、それは猫が好きだからではなく、ペスト対策で鼠を退治するためだ。これにたいして、猫より犬が好きだと言っても、犬はまず鼠を捕らない。
 あとは、どうしても鼠が好きな人が問題だ。少年時代のマイケル ジャクソンが歌っていた『ベン』の歌詞のような人たち。それが自民党とか舛添とかの支持者ということだ。

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by ruhiginoue | 2014-01-30 22:05 | 政治