老醜・鎌田慧の脱原発絶望選挙
2014年 02月 03日
鎌田慧の出世作は『自動車絶望工場』だが、これは著者自身がトヨタの工場に期間工として雇われ働き、その実態を告発したルポルタージュの傑作である。
これは翻訳され外国でも読まれている。トヨタは世界的に有名だからだ。そして、日本の工業は世界と競争して勝ち、おかげで日本が経済大国になったと自慢するものの、その背景には身分の不安定な従業員をこき使って利益をあげる人権無視があるという認識が世界的に広まった。
ところが、この本はノンフィクション賞の候補となったものの落選し、そのさい選考委員の草柳大蔵という朝日新聞記者だった評論家が反対していたことがわかった。この人は、よくある「王国論」という企業を持ち上げる話をトヨタについて書いていた。つまり御用だった人が反対したということだ。
これについて、『自動車絶望工場』が文庫版になったさい、そのあとがきで、当時現役の朝日新聞記者だった本多勝一が、賞の選考は不公正であったと批判していた。そして、フリーランスが生活費を稼ぎながら告発を書いてしまう鎌田の手法に賛辞を送っていた。マスコミに使われていると、生活費のために意に沿わない仕事をして、意に沿わないことを書かざるを得なくなるから、そうならない一つの手段であるというわけだ。
しかし鎌田も有名になったうえ歳をとってしまったから、かつてのようなルポルタージュは不可能であり、現場に行くことがどんどん乏しくなって、若手が書いた記事に後から口出したりしていた。
そして今、非正規雇用などが問題となっているのに、そんなことそっちのけの政治家たちを、かつては批判してきたはずだが、今では都知事選挙で応援し、とにかく脱原発だから良いのだと言う。
そのうえ、自分が体験したはずの非正規雇用の問題に取り組むと言っている候補と、その応援をしている人たちを、候補の人柄が良いというだけで支持しているという下らない理由で非難している。
他の細川応援団の有名人たちは、脱原発と言っても応援するのが元総理たちなので睨まれたりして不利益となる心配がない、という処世術が見え見えで、もともとそうした世渡りをしてきた人ばかりなのだが、それに抗してきた鎌田慧の今の醜態は、やはり歳を取ると無様ということである。

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これは翻訳され外国でも読まれている。トヨタは世界的に有名だからだ。そして、日本の工業は世界と競争して勝ち、おかげで日本が経済大国になったと自慢するものの、その背景には身分の不安定な従業員をこき使って利益をあげる人権無視があるという認識が世界的に広まった。
ところが、この本はノンフィクション賞の候補となったものの落選し、そのさい選考委員の草柳大蔵という朝日新聞記者だった評論家が反対していたことがわかった。この人は、よくある「王国論」という企業を持ち上げる話をトヨタについて書いていた。つまり御用だった人が反対したということだ。
これについて、『自動車絶望工場』が文庫版になったさい、そのあとがきで、当時現役の朝日新聞記者だった本多勝一が、賞の選考は不公正であったと批判していた。そして、フリーランスが生活費を稼ぎながら告発を書いてしまう鎌田の手法に賛辞を送っていた。マスコミに使われていると、生活費のために意に沿わない仕事をして、意に沿わないことを書かざるを得なくなるから、そうならない一つの手段であるというわけだ。
しかし鎌田も有名になったうえ歳をとってしまったから、かつてのようなルポルタージュは不可能であり、現場に行くことがどんどん乏しくなって、若手が書いた記事に後から口出したりしていた。
そして今、非正規雇用などが問題となっているのに、そんなことそっちのけの政治家たちを、かつては批判してきたはずだが、今では都知事選挙で応援し、とにかく脱原発だから良いのだと言う。
そのうえ、自分が体験したはずの非正規雇用の問題に取り組むと言っている候補と、その応援をしている人たちを、候補の人柄が良いというだけで支持しているという下らない理由で非難している。
他の細川応援団の有名人たちは、脱原発と言っても応援するのが元総理たちなので睨まれたりして不利益となる心配がない、という処世術が見え見えで、もともとそうした世渡りをしてきた人ばかりなのだが、それに抗してきた鎌田慧の今の醜態は、やはり歳を取ると無様ということである。

by ruhiginoue
| 2014-02-03 12:35
| 社会





