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井上靜に関するblog(網誌)です。下記の著書を読んでもらえたら嬉しく存じます。


by ruhiginoue

お鍋の中からボワッとインチキおじさん登場

 都知事選挙で泡沫候補と言われていた田母神元空幕が、供託金が返るまでの得票となったのは、もちろん石原元都知事らの応援があったからだが、険悪になって除名された舛添元厚労相を支持した自民党都連に対する保守派の批判票も加わったのではないか。

 ところで、一部の田母神支持者たちが、ヒットラー生誕の祝賀をしようと言い出したことについて、そこまでやるのかと驚き非難する人たちがいるけど、むしろ当然のことだ。彼が一躍有名になったうえ自衛隊を辞めることになった「論文」が一等賞となった選考は、「ナチスの功績・劣悪遺伝子抹殺論」で一躍有名になった渡部昇一上智大名誉教授だから。
 この人は教授だった当時、身障者や犯罪者になる劣悪な遺伝子は生まれる前に抹殺するのが「神聖なる義務」であり、これをナチスがやったからドイツは発展したと説いた。
 ちなみに人気SF『銀河英雄伝説』の第一巻で、ナチの真似をする皇帝がまったく同じ「神聖なる義務」という言葉をセリフの中で言っており、作者の皮肉だろう。

 「♪渡部昇一ボワッとー、インチキおじさん登場。この人に、言わせれば、ヒットラーは、偉い人。そんなの非常識。タッタタラリラ」

 こんな人を、かつて防衛医大が招いて講演を開催していたことについて、医療機関に相応しくないと拙書『防衛医大の場合は』に書いたのだが、これを気に入らない言った人がいる。ある医療問題を扱う団体で中心となっている女性で、大学の先生とのこと。
 この他にも気に入らないと言った人はいた。自分は右派だから渡部という人を支持しているということだ。渡部という人が、ほんとうの意味で右派に支持されていないということは別問題としてあるが、いちおう理由になってはいる。
 ところが、その大学の先生をしている女性は、はっきりしない。訊ねてもあいまい。ただ「わーってなっちゃったの」と言うだけ。滑稽な表現だが、意味はわかる。喩えると、数学に馴染の無い人がその記号を見た印象という感じだった。
 だから、そういう話は駄目なので、本を書き直して出版しなおせとまで言った。他人が、考えたうえ出した結論に対し、自分の主観的な拒絶反応が総てということだった。
 ただ、こういう人は決して少なくない。そして、けっこうやっかいな問題である。


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by ruhiginoue | 2014-02-16 20:57 | 社会