佐村河内守と三枝成彰とNHKと「絶対音感」
2014年 02月 21日
「偽べートーヴェン」騒動で、その佐村河内守を紹介したNHKが叩かれている。この番組では、その作品『交響曲第一番』のCDがポピュラーを押さえてベストセラーになったと紹介されていて、三枝成彰が出て絶賛していた。
この三枝さんの作品で最も売れたのは『機動戦士Ζガンダム』の音楽で、ファンたちから「前作の余波で売れただけ」「前作の、渡辺岳夫の、聴いて鳥肌がたつような曲に比べると、ずいぶんと魅力がない音楽だ」と言われたものだった。アニメ音楽の名作曲家と比べては気の毒だが、しかしもともとクラシック系の人たちの作る曲は、技巧ばかりでお高くとまり人々に喜んでもらおうという気持ちがこもっていない、といわれる。
そんななか、佐村河内さんは気持ちがこもっているということで売れた。しかし、そう演出していただけで、すべて偽装だった。だから、みんな騙されたというわけだが、騙されるほうも悪いのだろう。『ガンダム』のファンたちのように自分に正直であれば、後で怒ることはない。
そのNHK番組の担当者によると、作曲しているところは撮影させてもらえなかったそうだ。かつて松本零士の「戦場まんがシリーズ」で、作曲家を志していた男が徴兵され、戦場の爆音により耳が聴こえなくなってしまい、べートーヴェンがやっていたことを参考にして、唇でラッパの管の振動を感じながら作曲するという場面が、戦争の悲劇として描かれていた。
このような場面が無ければドラマチックにならない。それで、どうしたかというと「絶対音感」により聴こえずとも作曲できたという説明。これこそトンデモと指摘されているが、これにより懐かしい話を思い出した。
かつて『絶対音感』という本が発売され、音楽の関係者からトンデモ本だと指摘されていた。しかし大々的に売り出されたので、ベストセラーとなった。「週刊ポスト・SAPIO 21世紀国際ノンフィクション大賞」を受けたということで派手派手しく。だから、そもそもトンデモ雑誌の賞だと、当時言われたものだった。特に『噂の真相』は、痛快なほどキツイことを書いていたものだった。
しかしポストとSAPIOならともかく、NHKがやっては駄目ということだ。まだ、そう言ってもらえるNHK。近いうちに同列に論じられることとなりそうな情勢ではあるが。
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この三枝さんの作品で最も売れたのは『機動戦士Ζガンダム』の音楽で、ファンたちから「前作の余波で売れただけ」「前作の、渡辺岳夫の、聴いて鳥肌がたつような曲に比べると、ずいぶんと魅力がない音楽だ」と言われたものだった。アニメ音楽の名作曲家と比べては気の毒だが、しかしもともとクラシック系の人たちの作る曲は、技巧ばかりでお高くとまり人々に喜んでもらおうという気持ちがこもっていない、といわれる。
そんななか、佐村河内さんは気持ちがこもっているということで売れた。しかし、そう演出していただけで、すべて偽装だった。だから、みんな騙されたというわけだが、騙されるほうも悪いのだろう。『ガンダム』のファンたちのように自分に正直であれば、後で怒ることはない。
そのNHK番組の担当者によると、作曲しているところは撮影させてもらえなかったそうだ。かつて松本零士の「戦場まんがシリーズ」で、作曲家を志していた男が徴兵され、戦場の爆音により耳が聴こえなくなってしまい、べートーヴェンがやっていたことを参考にして、唇でラッパの管の振動を感じながら作曲するという場面が、戦争の悲劇として描かれていた。
このような場面が無ければドラマチックにならない。それで、どうしたかというと「絶対音感」により聴こえずとも作曲できたという説明。これこそトンデモと指摘されているが、これにより懐かしい話を思い出した。
かつて『絶対音感』という本が発売され、音楽の関係者からトンデモ本だと指摘されていた。しかし大々的に売り出されたので、ベストセラーとなった。「週刊ポスト・SAPIO 21世紀国際ノンフィクション大賞」を受けたということで派手派手しく。だから、そもそもトンデモ雑誌の賞だと、当時言われたものだった。特に『噂の真相』は、痛快なほどキツイことを書いていたものだった。
しかしポストとSAPIOならともかく、NHKがやっては駄目ということだ。まだ、そう言ってもらえるNHK。近いうちに同列に論じられることとなりそうな情勢ではあるが。
by ruhiginoue
| 2014-02-21 19:00
| 音楽





