人気ブログランキング | 話題のタグを見る

井上靜に関するblog(網誌)です。下記の著書を読んでもらえたら嬉しく存じます。


by ruhiginoue

花田紀凱に売り出してもらっていた鎌田慧

 「社会派ルポライター」鎌田慧の仕事仲間が、都知事選での鎌田の対応を擁護し、今まで社会派の仕事をしてきた人だから、と言っているけど、まったく違う。社会派のふりをして社会派ではなかったから、肝心なところでは権力に歯向かわなかったり体制に媚びたりしていたから、彼は有名になれた。そうしないと有名にはなれない。
 実際に、鎌田慧だの佐高信だの澤地久枝だのという「進歩的」「リベラル」な有名人たちより、よほど社会派の仕事をしている人たちは大勢いる。そのような、ほんとうに社会派の仕事をしている人たちほど、大手メディアから敬遠されている。頑張っても「ワーキングプア」で副業をしている人まで。これが現実である。

 具体的には、例えばこういうことだ。鎌田慧の作品に『弘前大学教授夫人殺人事件』がある。これは冤罪事件を扱いながら司法への批判が乏しい本であった。それを、渦中の人となった被疑者の人間を描いたということにした内容である。こうしておけば、社会派の体裁をとりながら権力には睨まれない。
 そして鎌田は、おかげさまで世に出せたと編集者に感謝の気持ちを文庫版のあとがきで述べているが、その編集者とはかつて「ミスター文春」と呼ばれた名物編集長で、現在月刊『WiLL』の花田紀凱(はなだかずよし)である。この人は、東電から広告をもらい原発事故の被害者を侮辱するような誌面を作っていることで知られているが、そういう編集者によって有名にしてもらい、それを平然と書いたというわけだ。
 また花田も、文春の中では比較的良識派と言われていた時期があり、それはこのような仕事をしたおかげであった。


人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
by ruhiginoue | 2014-02-22 21:37 | 社会