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by ruhiginoue

日本最大の嘘によるブロバガンダは野口英世

 東京大学など入学試験が難しい大学に多くの卒業生を送り込んで進学校の最たる存在とされる開成高校が、経済的に不利な家庭の子供に学費で配慮することを始めるらしい。
 ところで先日、NHKの取材ディレクターがレポートしていたが、日本の子供の6人に1人が貧困で、中には母子家庭でパートの月収4万円の生活をしている人たちまでいるそうだ。他にも親による虐待や放置などの問題を抱えた子供がいて、これでは勉強するどころではなく、よく昔から言われるように「うちが貧乏でも努力して勉強すれば克服できる」というのは非現実的であると指摘していた。

 もともと、「家が貧乏でも努力して勉強すれば」というのは、非現実であるだけでなく嘘の宣伝であり、その最たるのが千円札の野口英世である。戦前の修身でも、戦後の偉人伝でも、勉学で貧困を克服した人とされているが、実際には、貧困を克服しようと猛勉強したが、結局は貧困が原因で駄目だった人である。貧乏なので小学校を出ただけで大学に行けず、そのため医学者になりたかったが研究室に入れず、それで渡米して頑張ったが、研究のメソッド知らないので発表した研究は間違いだらけだった。
 これらの事実は、子供のころに読まされた本を鵜呑みにしている人以外には常識である。この野口英世の大嘘に比べたら、今叩かれているなんとか細胞のなんとか女史など大した問題ではない。

 それで開成高校のようなことが盛んになれば少しは改善するだろうが、しかし問題のある家庭は学費だけ困っているのではなく、子供も働かないといけないので勉強する暇がないという場合が多い。
 また、学費のために母親がパートで働いたり子供がバイトしたりで貯めておいた金を、父親がふんだくって賭博や風俗に使ってしまうという家庭もある。宿題をやっていたら、勉強してるなんて生意気だと飲んだくれの親父に酒の瓶で頭をぶん殴られて重症を負われさた人もいる。

 嘘の美談で子供を騙して幻想を持たせたり、その幻想を社会で共有し現実を紛らわすのは、もうやめたほうがいい。今日、買い物の支払いのさい、千円札を見て、消費税とともに二重に不愉快になってしまった。


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by ruhiginoue | 2014-04-17 21:48 | 社会