裁判所に提出する書類の馬鹿馬鹿しさ
2014年 04月 21日
今日は、訴訟のため東京地方裁判所立川支部に行った。
ここは駅から遠い。霞ヶ関の東京高等裁判所と東京地方裁判所の合同庁舎は地下鉄を降りてすぐだが、東京地方裁判所立川支部と立川簡易裁判所の合同庁舎は、立川駅かから歩いて20分以上かかる。駅からのバスもあるがよけいな運賃がかかるし、立川に新設された庁舎街に行くため新しく作られたモノレールは料金が高い。
そして、駅前の繁華街をすぎると無機的な建物ばかり続く道だから、歩くとよけいに遠く感じる。ちょうど中間くらいに、家具のイケアができたことは話題で、結構にぎわっているが、賑わう店内をみると和室に合う家具ではなかった。そして北欧の家具にもメイドインチャイナが目立つ。また、いわゆるフードコートもあり、ホームセンターという感じでもある。
ところで、裁判所に提出する書類には、いちいち厳密な記述をするよう書記官に言われるが、ほとんどは無視してもいい。「趣旨のとおり請求」は「請求の趣旨の通り請求」だ、などと指摘するが、そうしないと他の趣旨と混同する書類ならともかく、他には無いに決まっているのだから、無意味な厳密さだ。
なにより、そうやって厳密さを役所仕事らしく求めても、肝心の裁判官がずさんだったり、故意に歪曲したりすることが横行し、これに併せて調書の改竄や証拠の捏造が普通なのだから、実に虚しいというか馬鹿馬鹿しいことだ。
他にも、刑事事件では「被告人」と書くところなのに、うっかり脱字で「被告」では民事のことだから訂正しろとか言われたり、「被告」でも「被告人」でも複数の場合はそのあと「ら」を付けるものだが、うっかり抜けているとケチをつけられるけれど、それで肝心の裁判では、あの袴田事件の、被告人には小さ過ぎて履けなかった犯人のズボンを証拠に死刑判決、ということを日本の裁判所は平気でやってるのだ。
どうしてこうまで滑稽なのだろうか。一つの原因として、「やっててよかったナントカ式」という宣伝をしてる学習方法のように、学校で一時的に要領よく通過するだけの勉強をすれば通用する社会の仕組みだからではないかと考えている。
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ここは駅から遠い。霞ヶ関の東京高等裁判所と東京地方裁判所の合同庁舎は地下鉄を降りてすぐだが、東京地方裁判所立川支部と立川簡易裁判所の合同庁舎は、立川駅かから歩いて20分以上かかる。駅からのバスもあるがよけいな運賃がかかるし、立川に新設された庁舎街に行くため新しく作られたモノレールは料金が高い。
そして、駅前の繁華街をすぎると無機的な建物ばかり続く道だから、歩くとよけいに遠く感じる。ちょうど中間くらいに、家具のイケアができたことは話題で、結構にぎわっているが、賑わう店内をみると和室に合う家具ではなかった。そして北欧の家具にもメイドインチャイナが目立つ。また、いわゆるフードコートもあり、ホームセンターという感じでもある。
ところで、裁判所に提出する書類には、いちいち厳密な記述をするよう書記官に言われるが、ほとんどは無視してもいい。「趣旨のとおり請求」は「請求の趣旨の通り請求」だ、などと指摘するが、そうしないと他の趣旨と混同する書類ならともかく、他には無いに決まっているのだから、無意味な厳密さだ。
なにより、そうやって厳密さを役所仕事らしく求めても、肝心の裁判官がずさんだったり、故意に歪曲したりすることが横行し、これに併せて調書の改竄や証拠の捏造が普通なのだから、実に虚しいというか馬鹿馬鹿しいことだ。
他にも、刑事事件では「被告人」と書くところなのに、うっかり脱字で「被告」では民事のことだから訂正しろとか言われたり、「被告」でも「被告人」でも複数の場合はそのあと「ら」を付けるものだが、うっかり抜けているとケチをつけられるけれど、それで肝心の裁判では、あの袴田事件の、被告人には小さ過ぎて履けなかった犯人のズボンを証拠に死刑判決、ということを日本の裁判所は平気でやってるのだ。
どうしてこうまで滑稽なのだろうか。一つの原因として、「やっててよかったナントカ式」という宣伝をしてる学習方法のように、学校で一時的に要領よく通過するだけの勉強をすれば通用する社会の仕組みだからではないかと考えている。
by ruhiginoue
| 2014-04-21 22:47
| 司法





