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by ruhiginoue

さらに柔道指導者の問題

 柔道指導者に有罪判決という話をしたが、これに引き続き柔道指導者の問題をさらに。
 
 柔道に限らず半可通の指導者は、技量不足によって事故など深刻なことにもなるが、それ自体は極めた専門家でも、指導者としては失格なことがあり、これも柔道に限らない。
 記憶に新しいことだが、オリンピックで金メダルを獲得したことがあるほどの柔道指導者が、教え子の未成年の女性に酒を飲ませ酔わせたうえで強姦したとして有罪となった。
 この男は、教えている大学の構内に来ると、オートバイ乗り入れ禁止の場所と知りながら無視するなど、功績のある自分は特別扱いされて当然という驕った態度があったとも言われ、また教え方が下手で、それをごまかそうとして精神論ばかり説いていたとも言われている。
 こういうのは論外だが、そこまでではなくても、よく「脳まで筋肉と化している」と揶揄される人が、そのため指導者としては失格ということがある。

 例えば、練習の初めと終わりに、先生に礼、生徒が互いに礼、というまでで充分なのだが、神棚があると神前に礼ということにもなり、しかし特定の宗教だから公立学校では神棚がなく、私立学校では有ったり無かったりする。これについて何も考えていない指導者がいて、宗教の違う人に強制して揉めることがある。
 これで、前に直接目撃したのだが、正規科目の体育で柔道をやったさい、柔道の講師と学生とが「僕はキリスト教です」「そんなこというなら隣(青山学院のこと)に行け。ここは國學院だ」と、くだらない喧嘩を授業中にやっていた。
 そもそも、武道は礼儀を重んじるのだから、それについて色々な場合を考えておくのが指導者のであるはずだが、何も考えていないので、そこへ何か言われると怒って「生意気だ」と言うだけの人が少なくない。
 
 また、柔道着は裸の上に直に着るけど、身体に傷跡などがある生徒がそれを隠すためにシャツを着ていると、教師とか講師から脱げと強要され、事情を説明しても「気にするな」で片付けられ、曝しものになり同級生から虐めに遭っても知らんぷり、という人もいる。
 こういうときは、競技に支障がないのだから配慮して当然だし、もし虐めがあったら、身体的な問題をからかうなど人の道に反していると厳重注意をし、そのうえで、からかうほうが悪いのだから気にするなと言うのが指導者たる者の務めだけど、この程度のことすら理解できない「脳筋」が少なくない。

 つまり、色々と例をあげたけれど、要するに、器じゃない人が間違って指導的立場にいることが問題ということで、これも柔道に限らない。

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by ruhiginoue | 2014-05-24 14:07 | 体操