ディズニーとジブリとソ連の雪の女王
2014年 05月 26日
大ヒット中のディズニー映画「アナと雪の女王」の興行収入が198億円を突破し、「ハウルの動く城」の196億円と「もののけ姫」の193億円のジブリ2作品を抜き、日本歴代興収4位に浮上したそうだ。
「アナと雪の女王」はミュージカル仕立てのうえ、もとの話とは大きく異なっているが、それに比べると忠実な映画化のソ連製のアニメ「雪の女王」を思い出した。CGもなく古典的手法で、凄い技術と完成度だった。
このソ連製アニメ化は、宮崎駿が絶賛しながらパクっていた。「太陽の王子ホルスの大冒険」が氷の悪魔と闘う話で、そのデザインは雪の女王と酷似しているし、ソ連の「雪の女王」はスターリン批判の時期に製作されたので、その政治的背景から、近代化で人情が失われる社会を寓話にしており、これを「ホルス」が模倣し、アイヌの集落をモデルにしている。
また、笑ってしまったのはテレビ連続アニメ(劇場版も作られた)「母をたずねて三千里」で、主人公のマルコが旅しているうちに、乗っていたロバかラバが力つきて倒れてしまう場面だ。
主人公は泣きながら、自分はどうしても急いで行かなければならないからと置き去りにする。これは「雪の女王」で、乗っていたトナカイが力つきてしまう場面と全く同じだった。
このソ連製「雪の女王」をテレビで観て、小学生だったが緻密さが印象に残っていたところ、それで「母をたずねて三千里」を家族がテレビを見て泣いているのに、自分だけつい笑ってしまったので、誤解を受けてしまった。
そんな記憶がよみがえったのだった。
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「アナと雪の女王」はミュージカル仕立てのうえ、もとの話とは大きく異なっているが、それに比べると忠実な映画化のソ連製のアニメ「雪の女王」を思い出した。CGもなく古典的手法で、凄い技術と完成度だった。
このソ連製アニメ化は、宮崎駿が絶賛しながらパクっていた。「太陽の王子ホルスの大冒険」が氷の悪魔と闘う話で、そのデザインは雪の女王と酷似しているし、ソ連の「雪の女王」はスターリン批判の時期に製作されたので、その政治的背景から、近代化で人情が失われる社会を寓話にしており、これを「ホルス」が模倣し、アイヌの集落をモデルにしている。
また、笑ってしまったのはテレビ連続アニメ(劇場版も作られた)「母をたずねて三千里」で、主人公のマルコが旅しているうちに、乗っていたロバかラバが力つきて倒れてしまう場面だ。
主人公は泣きながら、自分はどうしても急いで行かなければならないからと置き去りにする。これは「雪の女王」で、乗っていたトナカイが力つきてしまう場面と全く同じだった。
このソ連製「雪の女王」をテレビで観て、小学生だったが緻密さが印象に残っていたところ、それで「母をたずねて三千里」を家族がテレビを見て泣いているのに、自分だけつい笑ってしまったので、誤解を受けてしまった。
そんな記憶がよみがえったのだった。
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by ruhiginoue
| 2014-05-26 19:48
| 映画