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井上靜に関するblog(網誌)です。下記の著書を読んでもらえたら嬉しく存じます。


by ruhiginoue

証拠がなくても有罪と主張する日弁連

 日弁連を被告とした名誉毀損裁判で、日弁連の訴訟代理人・濱谷美穂弁護士(東京ブライト法律事務所)から、反論の書面が提出された。
 これによると、原告が違法行為をしたと日弁連は書面に正式に記述したが、これはいい加減に作成したのではなく、根拠があるので間違い無いということだ。
 しかし、それらは証拠が伴っていない、ただの憶測であった。証拠が無いことは、先に東京高裁が判決で指摘している。そもそも、その原告による違法行為とは具体的にどのような内容であったのかという話が一切ない。ただ、漠然と、違法行為をしたと言い、その証拠が存在しなくても、推理して間違いないと思ったというわけだ。

 こちらの憶測なのだが、原因は防衛医大の訴訟であろう。違法行為をしたというのは、防衛医大の訴訟で国側代理人であった田中清弁護士(東弁所属、銀座ファースト法律事務所)が、もともと言っていたことである。
 この田中清弁護士の言うことも、具体性が無いので何が言いたいのか不明ではある。だが、この田中清という弁護士は元高裁判事であり、退官後は政府の委員や国賠訴訟での国側代理人をするなど権力の御用というべき仕事をしてきた。このためか、合法的に権利を行使しようと市民がお上に物申せば犯罪であるという感覚を持っている人だと強く感じた。この人の漠然とした発言を、東京弁護士会と日弁連は、具体的に何かあったと錯覚したのではないか。 

 この真偽は不明だが、これが問題になると、日弁連は、証拠がなくても推測だけで市民を犯罪者と認定して良いと言っているわけだ。悪辣な検察官や裁判官ではなく、そうした権力と戦い人権を護るのが使命である弁護士(弁護士法の規定)の団体が、その使命のためには権力から自由であるべきとして行われている自治の場において、証拠がなくても市民を犯罪者と決めつけてしまってもよいと、堂々と書面に書いて裁判に提出してきたのだ。

 次回は8月22日午前10時から、東京地方裁判所の708号法廷で行われる。日弁連の代理人である濱谷弁護士は、この主張を記述した書面を、まだ正式に陳述はしていないが、当日法廷でする予定である。
そうしたら、日本弁護士連合会はファシストの集団であると自認したも同然である。

 興味がある方はぜひ傍聴を。


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by ruhiginoue | 2014-08-07 09:50 | 司法