田村元もと衆議院議長の思い出
2014年 11月 05日
田村元もと衆議院議長が、90歳で亡くなった。
その訃報とともに、今日の朝日新聞は故人のインタビューを掲載していた。これらによると、もと議長は自民党の典型的政治家だが、若いころに戦争で苦労したため反戦と護憲の姿勢を貫き、仕事には厳しいが人には優しかったため人柄が慕われており、地元の支持者たちは「神様」とまで言っていたそうだ。
これには納得させられる。なぜなら、90年代のことだが、田村氏の人柄を知る機会があったからだ。
知人の家族が事故で亡くなり、そのさい警察から不遜な対応をされ、これに怒った知人は有力な政治家たちに手紙を書いて訴えたが、だいたいは無反応であるか、印刷による素っ気ない挨拶状が事務所から郵送されて来ただけだった。
そんななかで、田村元氏から直筆の手紙が来て、
「事故とご家族のお話にもらい泣きしてしまいました。けれど訴えについては既に政界から引退して年金生活の身なので力になれず、申し訳ありません。僅かですが御見舞いを同封しますので、貧者の一灯として受け取って下さい。そして、どうか頑張って下さい」
という趣旨の励ましが丁寧に綴ってあった。
それまでは、よくいわれるように顔がブレジネフ書記長に似ているという印象だけだったが、その知人から手紙のことを聴いて驚き感心したのだった。
だから、訃報と評伝に納得したのだ。
by ruhiginoue
| 2014-11-05 20:03
| 政治





