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井上靜に関するblog(網誌)です。下記の著書を読んでもらえたら嬉しく存じます。


by ruhiginoue

アメリカ軍の外国基地や演習は無用とアメリカでも指摘されていた

 アメリカの国際政治学者でアジア情勢に詳しいチャルマーズジョンソン氏は、もともとソ連封じ込め政策などを推奨するタカ派の論客だったが、晩年には、時代が変化したのにアメリカの政治や外交が変化しないため破綻を来たし、いずれはアメリカが世界中から恨まれるという指摘をしていた。

 これについて述べた著書が邦訳され「アメリカ帝国への報復」(集英社)として出版され話題になったが、それから10年経過したら、その指摘が次々と現実になっているということで、また読み返す人や、新たに読む人がいる。
 
 そのなかで、外国の米軍基地について次のように指摘されていた。

 毎年およそ一万人の米兵がタイに押しかける。「コブラゴールド」と呼ばれる合同軍事演習のためだ。アメリカとタイの兵士たちにとって、ほとんどやる意味のないものだが、兵士たちは大好きで楽しみにしている。三千人の売春婦が待っているからだ。現地には経済的事情から買春を強いられている女性が大勢いる。 

 沖縄の米軍基地は軍事的に意味をなくしたが、軍はリゾート地として日本の金で遊べるから重宝がる。現に米軍は兵隊の募集のさい、沖縄で楽しめると謳っている。そんなことのために沖縄は、基地によって自然環境が破壊され、兵士によって少女が暴行を受けている。

 以上は大意だが、こうしたことをしているうちに、韓国の光州事件などのように地元から反発され大規模な抗議行動が出るだろうという予測をしている。そして今、現実にそうなっている。
 
 同書は、他にも中国のナショナリズムなどについて論じているが、特に経済については、今になって読み返して本当に理解できた内容が多い。
 
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by ruhiginoue | 2015-01-27 20:48 | 国際