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by ruhiginoue

不景気で貧乏なら産経新聞で我慢しろ

 朝日新聞の不始末で社長が辞任した二〇一四年は、創刊以来の危機だと言われ、部数が激減した。しかし、この時もっと部数激減したのは読売新聞だったと判明した。
 この読売新聞は、朝日新聞の危機につけこんで中傷ビラなどを配布し、読者を横取りしようとしたが、これで反感を買ってしまったようだと言われた。当たり前だ。朝日新聞がどんなに駄目でも、読売新聞に変えるという無意味な行為をする者は、ほとんどいないはずだ。

 そもそも、どこの新聞であろうと購読を止めた者たちは、不景気とかネットで充分とかの事情から止める口実を求めていただけだろう。朝日新聞の不祥事により購読を止めた人も、その多くは、誤報とまで断定できないことを権力の圧力に屈して認めてしまった不甲斐なさに呆れてしまったからだろう。
 また、誤報で部数が減るなんてことがあるなら、産経新聞などとっくに消滅しているという指摘もある。

 ところで、南アフリカ共和国の人種隔離を推奨して国際的に批判を受けた曾野綾子は、それが掲載されたのと同じ産経新聞のコラムで、「お金がなければ貧乏を甘受せよ」と題する説教をした。
 これは、貧乏であれば能力を伸ばしたり社会に貢献したりできないのだから諦めろという趣旨だから、差別的で非常識であると批判されたのだった。
 しかし、それが掲載されたのは産経新聞である。その読者に説教しているわけだ。そして産経新聞は、値段が安いだけが取り柄の安かろう悪かろうの新聞である。それを読んでる人たちに、朝日新聞や日本経済新聞などを読みたくても、貧乏なのだから諦めて産経新聞で我慢しろ、粗悪だから読んでいるとバカになるかもしれないと心配するだろうけれど、どうせ貧乏だと偉くなれないのだからバカでいいんだ、ということだろう。
 

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by ruhiginoue | 2015-03-13 12:38 | 社会