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by ruhiginoue

暴言でバクリ作家が露呈した百田尚樹

 手塚治虫のシリアス路線で代表的な一つ『人間昆虫記』は、主人公の女性が他人の作品を盗むことで成功していく話だけど、そこで受賞した小説の原稿がパクリではないかと疑惑を持たれると、小説を書くために集めた資料を見せて信用させる場面がある。

 私小説は別にして、フィクションでもノンフィクションでも、書くには調査が必要である。特に戦争など歴史に関わる小説や映画の脚本を書くには、膨大な調査が必要で、例えば名脚本家の笠原和夫が、日露戦争を扱った『二百三高地』の脚本を書くにあたり綿密な年表を作って、それを見ながら物語を構成して執筆したことは語り草である。

 一方、百田尚樹の『永遠の0』は、他の作品からのパクリだと批判されていて、これについて百田はオマージュだと弁解している。放送作家だった彼は、小説家に転じてからというもの、既に存在する似た作品を指摘される。
 これは、『人間昆虫記』のように未発表の原稿を盗むのとは違っていて、創作に必要な資料を収集することで偽装することもない、ということだ。
 
 そして今、百田尚樹は、読んでもいない新聞について、書いてある内容が気に入らないから潰せと言ったり、調べもしないで、沖縄の基地周辺は元は田んぼだったという事実に反する発言をして、強い批判を受けている。

 つまり、百田尚樹がまた暴言を吐いたとして問題になる内容とは、政治的に意見が対立したという水準でないことはもちろんだが、見識とか品位を疑われるという程度にも達していない。
 なぜそうなってしまうのかというと、そもそも彼の小説からしてそうだからだ。他所から勝手にもらってきたりしていて、そうすることで本当はしなければならない調査をしないで済ませている、実にいい加減なものということだ。
 これを調子良く合わせて成功はしたが、しょせんその程度だから、すぐ綻びるということだ。





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Commented by 弱猫 at 2015-07-01 09:48 x
いわゆる良心的なジャーナリストの大部分は、本当は百田とか大西みたいなキワモノについては触れたくも無いというのが本音でしょうね。それが嫌でも触れなきゃいけ無いし、なんなら一台キャンペーンにしなきゃところに、差し迫った日本のやばさがあるような気がします
Commented by ケーキイーター at 2015-07-01 15:08 x
 何でこの人の誕生日が中島みゆきさんや宇崎竜童さん達と同じなの? おまけに放っとけば、国民の休日になっちゃう。しょうもないことを覚えてしまうケーキイーター。
 『永遠のボロ』。

Commented by ケーキイーター at 2015-07-01 15:27 x
 ちなみに私が最近凄まじく読書できなくなっていて、その遅読っていうかモノグサっていうか…。百たんの本も読んでないので、あまり大したこと言えないんですが。パクって自分の中で消化しておもしろい作品を作る。これなら宮崎駿監督の方がずっと上手なんじゃないかな。
 シベリア食べたことない。食べてみたい~。
 ものぐさなので、『永遠の0』は映画も見てない。
Commented by ruhiginoue at 2015-07-01 20:39
 アフリカで、環境破壊が進むにつれて生息地が狭まり、足が遅い肉食動物にとって有利になり、食べ残しと死体をあさるハイエナが、狩りの上手な動物から横取りするようになってしまったそうで、これと同じでしょう。
 
Commented by ケーキイーター at 2015-07-01 22:13 x
 あの…。どっちがハイエナなのかな。
 ちなみに。進化の過程で、野生動物のハイエナはハイエナでいいんじゃないのかな。ヒト様の方がしょうもないことやっているなあ。

Commented by ケーキイーター at 2015-07-02 02:54 x
 またおバカなことを書いたかな。
 また眠れなくなっちゃった。
Commented by ruhiginoue at 2015-07-02 18:07
百田尚樹の喩えに利用したら、ハイエナに失礼かもしれませんね。
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by ruhiginoue | 2015-06-30 17:15 | 文学 | Trackback | Comments(7)