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by ruhiginoue

残忍な庶民と冷酷な政治家

 前回、事情あって東京から山奥に行き、しばらく過ごしたてから戻ったが、田舎は思ったよりみんな貧しかったのだろう、という話をした。
 そこでは、今時あることなのかと思うような粗食や偏食ばかりして力が出なかった。だから受験もスポーツも、もっとできそうな人が振るわなかった。その続き。
 
 そして、そうなると他人の足を引っ張って邪魔するわけだ。
 高校で、学年一成績の良い人が、今で言う「東大生のノート」みたいに綺麗にまとめていたものを、性格の悪い同級生に、窓から外に投げ捨てられるなどの嫌がらせを受けたあげく転校してしまった。
 あの時、「ノートなら弁償してやるからいいだろ」と何も書いてないものを差し出されて、「大事なのは書いてあることだ。だいたい、わざとやっておいて、弁償して済むという発想がわからない」と言っていた。

 その、嫌がらせをしていた奴と、もっとも仲良かった奴に、こちらは嫌がらせをされた。しかし、教師は知らんぷりだった。嫌がらせ連中は、卒業してから地元に就職した。教師らは、貧乏な者の中から進学しようとする者が出るのだから、僻まれて仕方ないと言わんばかりだった。ひどい対応だが、それでも、この逆よりはマシではないかと思えることがある。

 逆に、家庭の事情を知ろうともしない教師が、勝手なことを言って傷つけることもある。親が子供の教育に熱心に見せているのは世間体のためで、実は勉強をさせたがらず、ひたすら働かせたり、将来の夢を壊して虐めていたり、ということが現実にあるからだ。
 自分のことでいうと中三の時、母親から「離婚するから子供が邪魔になった。高校に行かないで働け」と言われた。だから業者テストは受けないと言ったのに、担任の教師が無理強いして「努力すれば自分の可能性が広がるんだ」と無責任な精神論を説教され、不愉快で傷ついた。
 その後、親戚の世話になって、高校さらに大学に行ったが、これは自分の努力とは違う。しかも親からは執拗に嫌がらせされた。こんなことまで教師は考えない。

 また、家庭の事情で経済的な苦労したことについて、これを小耳に挟んだ同級生の父親に不愉快な思いをさせられた。全然、事例も背景も違う手前の苦労話を一方的に話して聞かされ、「だから君は自分のお父さんとお母さんのことを誤解してるんだ」と偉そうに言った。機会があったら殴ろうと思っていたが、その前に事故で亡くなったし、その息子の同級生とは他の事情で絶交したので、済んだことになった。

 このように、いちおう普通の庶民の中でまあまあという程度の人たちですらこれだから、自民党の二世三世の七光りたちに、思いやりが持てるという奇跡が起きるわけがない。政治が悪いといっても、それは一般社会の反映なのだから、そう簡単に治るわけがない。


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Commented by ruhiginoue at 2015-07-10 20:44
まあ、「さみしいのはおまえだけじゃない」といういうやつでしょうね。
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by ruhiginoue | 2015-07-08 17:31 | 雑感 | Trackback | Comments(1)