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by ruhiginoue

共産党を崩壊させかねない共産党議員の不適切な行為

 原発の件で早野と左巻と菊池の御三家に会うなどして全面的に賛同する共産党の地方議員がいる。前から知り合いだが他の分野でも不見識を感じていた。もともと共産党にはこのような人が一定いるので、そうでない人を応援しているが、逆にこの人は、党内の賛同しない人の意見を党の指示で変えるべきと言う。
 
 その共産党議員は、『しんぶん赤旗』が報じた原発推進へ国民分断、メディア懐柔PA「パブリック・アクセプタンス」という記事を認知しておらず、例の御三家は原発推進の「理解促進」活動はしてないから安心で、なのにPAだという他の党員の存在は残念だとまで言う。
 そう思わせるのがPAの芸だ。原発推進ではなく、原発事故の被害が誇張され福島差別を煽っていると騒ぐ。これにウッカリ引っかかる人がいる。
 しかし被害の大きさを否定して得するのは、賠償金を少なくしたい業界や避難の援助を打ち切りたい政府だ。
 だから共産党に対して、業界や政府に味方したとか変節だという非難が起きる。こうして反原発勢力の分断につながる。最初からこれを意図している。そうでなければ芸がない。

 もちろん、同議員が何を思おうと勝手だが、共産党の議員として発言するのなら、社会に影響がある話なので党の評価に関わる。発言するにあたり他の議員や党員とどの程度話し合ったのか。党内に別の考えの人もいるのに自分が正しく異論は否定だと言うなら、一議員であり党全体のものではない、と表明するべきだ。

 また、同議員は、これは共産党の唯物的弁証法による立場だというが、まさにその点であの3人は不適切なのだ。彼らは、政府や業界に好都合な発言をし、自分らの本を売る商売をしている。そのくせ異なる見解は政治的と非難するのだから批判されてきた。

 そんな本でも、読んで参考にするならよいが、受け売りや宣伝の片棒担ぎしては駄目だ。共産党の議員として、自分の頭で考えて党内で議論をし、それに基づき語ったり、それが本になり共産党系の新日本出版社から出たと紹介したりするならいいが、他所の営利企業や政治的活動でやっていることを議員活動の中に持ち込んで内容の受け売りをし、自分の議員活動のよりどころとして紹介するのは、共産党だけでなくどの政党でも、また原発だけでなく他の問題でも、不適切な行為である。

 ところが、この議員の言い分だと、本を出しているだけで政治的活動をしているわけではないそうだ。複数人で提携して政治に関わる特定の主張をしており、その宣伝の媒体として本を出しているというのに。
 それでも政治活動ではないなら、あの歴史修正主義の教科書を作る会の連中にたいしても同じことが言えてしまう。

 この議員のような無見識な行為が党内で主流となれば、共産党は崩壊するだろう。


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by ruhiginoue | 2015-07-27 07:23 | 政治