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by ruhiginoue

薬師丸ひろ子だから良かった『野生の証明』と『セーラー服と機関銃』

 去年、高倉健の訃報に際して、薬師丸ひろ子の話にも及んだのだけれども、その代表作と言うべき赤川次郎原作の『セーラー服と機関銃』は、リメイクが、映画でもテレビドラマでも、どうして今一つなのかなと考えると、やはり薬師丸ひろ子のような人がなかなかいないからではないか。

 薬師丸ひろ子が山田洋次監督の作品でまたセーラー服姿で出たときに、テレビなどで「薬師丸ひろ子は本当にセーラー服が似合う」と言われたけど、似合ってて可愛い子ならいくらでもいる。
 しかし薬師丸ひろ子には独特のリアリティーがあって、制服を着て学校へ行って真面目に勉強するから成績も結構良い感じをさせる。また、実際に彼女はそういう人だったらしい。

 それが、高倉健や渡瀬恒彦というヤクザ映画で活躍した人たちの争い事に巻き込まれてしまうから、大変なことなってしまったと感じる。
 なので、デビュー作の『野生の証明』では、高倉健と松方弘樹の銃撃戦に巻き込まれて死ぬことに悲劇性が高まるし、代表作の『セーラー服と機関銃』では、渡瀬恒彦に頼まれ親類の暴力団の後目を継ぐ羽目になり、殴り込みでマシンガンを乱射して「快感」と叫び、最後は「ワタシ、オロカナオンナになりそう、マル」と結ぶのだから、日常から非日常へ跳躍するドラマの面白さが生まれるわけだ。

 ところが、こうした薬師丸ひろ子のクソ真面目っぽい雰囲気がないので、どんなに可愛らしい女の子が、どんなにきちんと演技をしていても、そこに物語の面白さが滲み出てこない。

 では、誰ならよいかというと、思い浮かばないが。

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by ruhiginoue | 2015-10-03 10:48 | 映画 | Trackback | Comments(0)