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井上靜に関するblog(網誌)です。下記の著書を読んでもらえたら嬉しく存じます。


by ruhiginoue

日の丸と君が代で敗北した代替の運動

 自民党が日の丸と君が代を強制するのも、日本共産党および系列団体の人たちが疑似科学を糾弾すると称して政治的な介入と干渉をしているのも、問題が同根であるという指摘を前回した。
 また、日本共産党がやっていることは、スターリン時代のソ連と文化大革命時代の中国と全く同じ発想と手法であるから、危険であるうえ時代遅れ加減がはなはだしくて滑稽でさえあるという話も、すでにした。

 ここで、同時に滑稽なことがある。同党および系列団体の人たちの様子と行いの順序から、「ニセ科学」の糾弾と追放の運動は、日の丸と君が代の反対運動で政治的敗北を喫した代替であることがわかる。
 つまり、前のネタがダメになったので次のネタというわけだ。反対のための反対をするネタを欲しがる運動屋サンの情けない姿である。

 そのさいの空虚で気取った様子から、自らの無様な姿を客観視できていないことがよくわかり、これを鏡の部屋に入れたら、あの人たちは自らの醜さを見て「蝦蟇の油」が滴るだろう。

 そもそも、学者や関心を持つ人たちの間で自由闊達に議論や論争をすべきことである文化の分野に、政治家が口をだして権力をふるって肩入れしたり迫害したり、ということをしてはならないはずだし、そんなことをしては危険である。学術論争が政治闘争と化してしまうからだ。何十年も前に中国が文化大革命で懲りたことを、今になって日本共産党がやっているというのだから呆れてしまう。
 
 しかも、政治の課題というなら、構造薬害のように大企業と省庁の癒着などが背景にある重大で深刻な案件に対し、命がけで取り組まなければならないはずだ。
 それをしないでおいて、安易に片っ端から粛清を仕掛け濡れ衣を着せまでして個人攻撃や人身攻撃をヒステリックに行い、これが日本共産党のやり方だとうそぶきSNSに公然と記述する感覚は、正直言って異常である。

 もちろん、そこまで異常なのは例の板橋区議員ら一部だけであり、共産党員のすべてがこのような狂信者ではないはずだ。しかし、狂信者ほどやけに威勢が良いと昔から相場が決まっていて、だから厄介である。

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by ruhiginoue | 2016-01-17 17:35 | 政治