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井上靜に関するblog(網誌)です。下記の著書を読んでもらえたら嬉しく存じます。


by ruhiginoue

左翼不信は小学校の実体験から続いている

 大島渚監督の映画『日本の夜と霧』に、学生運動の中で威張り腐っている奴が、自分勝手な言動をしておいて、それに従わない者はみんなに逆らったことになるという屁理屈で迫害する場面があり、そいつは共産党員で、この党にはスターリン主義の体質があるという批判に沿ったものだった。
 
 これを観て、自分が小学生だったころに虐められた経験を思い出したのだった。
 小学校のころに学級委員だった女子からまったく同じ迫害を受けて学級会でつるし上げられた。しかし、こちらはかなり生意気なガキで口だけは達者だったから他の児童のようには負けなかった。
 そうしたら今度は欠席裁判で「クラス全員で無視する刑」が一方的に言い渡された。反対したくても雰囲気からできなかった児童が密かに仲良くしてくれて、そのときに仲良くなったり見直したりした人がいて、お蔭さまだとある意味で感謝はしている。

 まるで中国映画の名匠・謝晋監督が文化大革命時代を描いた『芙蓉鎮』で、のちに観てこれもソックリだと思ったものだが、そのある意味で感謝している学級委員の女子は、他にも誰か標的を見つけては周囲を焚き付けて吊るし上げし、そうすることで学級委員の地位を実感して悦に入っているような態度だった。

 そして、後から同級生の親から聞いたのだが、その学級委員の両親とも共産党員だった。親が共産党員だからというのではまるで週刊新潮みたいだが、しかしあれでは「門前の小僧習わぬ経を読む」なのか、影響しているとしか思えず、だから共産党員というと、どんな人格かと観察してから付き合うようなった。そして、同類が一定の割合でいることは確認したから、常に距離をおいている。

 ただ、小学校の同学年だったときの担任教師も似たような女性で、気に入らない児童には説教ではなく他の児童を扇動して吊し上げ、こうするのが民主主義だと嘯く。
 なのになぜか学級委員のことを気に入っていないようで、後からこれも同級生の親から聞いたが担任教師のほうは旧社会党員で、社会党の癌と言われていた極左の、共産党が右に感じるほどだとまで言われる社会主義協会に所属していた。
 だから似た者同士の近親憎悪だったのだろう。
 このように、子供のころ実体験から持った不信感は、そう簡単に消えるはずがない。


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by ruhiginoue | 2016-01-29 17:29 | 政治