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by ruhiginoue

象牙と密猟と朝日新聞

 朝日新聞の記者が、象牙と密猟を告発しているが、その記事の結論は納得できない。
 
 もちろん、ワシントン条約で規制されたにもかかわらず象牙の商取引がされていることは、ちゃんと指摘している。
 しかし、密猟によって像の数が激減している最大の原因を、ケニアの汚職としている。同国では象牙のために密猟や密輸をして逮捕されても、有罪判決となるのはまれで、過去5年間にゾウやサイの密猟で有罪となり服役したものはたった7パーセント。
 これは、犯罪組織が刑を逃れるために賄賂を贈っているからだとする。

 しかし、密猟するのも、賄賂を贈るのも、賄賂を出せるのも、象牙が高値で売れるからだ。それで犯罪組織は賄賂を出してもそれ以上に儲かるからやるのだし、貧困から背に腹は代えられないという人たちが雇われる。

 だから、取引も販売も所持も禁止し、持ちたがるほうに厳罰を科し、市場を壊滅させて売買を成立させないようにすることだ。そうでないと対策にならない。
 なのに、高価な使用品を持ちたがるセレブな連中を非難せずアフリカの司法や行政が堕落していることに原因があるとするのは、強者にこびて弱者に鞭打つブルジョワマスコミの責任転嫁である。

 これは毛皮もそうだが、象牙も、そういう商品を所有して悦に入る連中は醜いものだ。
 例えば象牙の商品の一つに昔はピアノの鍵盤があった。適度に吸水性があるため指先に汗をかいても滑らないということで、高級品には使用されていたものだ。それをカタログも謳っていた。
 そういう商品を持ちたがる者に、倫理を説いてもむなしい。貧しさゆえ犯罪に走る人の醜さなど比較にならない。

 

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by ruhiginoue | 2016-02-21 17:30 | 国際 | Trackback | Comments(0)