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by ruhiginoue

専門家を自称する人たちのトリックは簡単に見破れる

 拙書『防衛医大・・・』のとおり、この医療裁判で被告側の防衛医大講師は、自分には何の落ち度もないと主張した。他の大学病院はもちろん同じ防衛医大の医師たちからも批判されていたのに。
 この講師であった伊藤嘉恭医師は皮膚科が専門で、防衛医大でも皮膚科の講義をもっていた。ところが形成外科に手を出して不充分な知識に基づいた手術をした。
 だから、防衛医大の医師たちも「こんな手術をしたら裁判沙汰も当然だ」と言った。

 その後、伊藤嘉恭医師は美容診療所の経営を始めた。一時はかなり羽振りが良かった。この当時は美容外科ブームと言われていた。
 その後、千葉県で在宅診療所の経営を始めた。さらに専門分野と大きく違う。インターネットで知った時は不可解に思い、千葉県の保健所から一覧を取り寄せて調べたところ、事実であった。そこの役人によると、千葉県の大網というところで大変な田舎というか辺鄙なところだとのことだった。
 しかし、その当時は在宅医療が儲かる分野だった。後に保険制度が変わってしまい、今では「美味しい」とまでは言えなくなったが。
 そして、その診療所も人の入れ替わりが激しいらしく、保健所からの情報もめまぐるしくて一定していない。前に勤務していた人がもういないということも、しばしば。

 つまり、伊藤嘉恭医師は、その時々の「トレンド」で「ビジネスチャンス」となる分野に触手を伸ばしていたということだろう。

 ちなみに、裁判で被告側は「この部分は切っても障害が発生しない。医学的にあり得ないことを言う原告は嘘つきで、不当な訴訟だ」と主張した。
 しかし東大医学部その他おおくの専門医が「防衛医大ばかだな。それをいうなら『この部分は障害を発生させないように切ることができる』だ。切り方が不適切なら障害が生じて当然だ」と言って呆れた。

 こうした防衛医大の医師のトリックにみられるような、専門的または科学的に明らかというごまかしは、過ちを犯した専門家とか、横から口出す御用学者とかの常套手段であるから、これを踏まえていれば、そんな類の連中の詭弁術は簡単に見破れる。 
 



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Commented by sss at 2019-12-06 14:34 x
自称専門家って怖いですよね
専門を掲げて全く能力がない人いますからね
実績なり、結果なりそっちで判断するべきなんですけど

最近はさすがに○○専門ってだけではだれも飛びつかなくなりましたし
むしろ一つのことしかできないってただの無能なだけじゃないの?って感じになってます
色々できてそのうえで一つの重点的に鍛えた本物の専門家が欲しいですね

一つのことしかしてないって専門家じゃなくてただの無能の怠け者なだけですし
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by ruhiginoue | 2016-03-06 17:30 | 学術 | Trackback | Comments(1)