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井上靜に関するblog(網誌)です。下記の著書を読んでもらえたら嬉しく存じます。


by ruhiginoue

女の子は子供を二人産めという校長のセクハラ訓示

 女の子は仕事で立派なことをするより少子化対策に子供を二人以上産むべきだと訓示した校長の発言が問題になっているが、この校長は新聞の取材に対して自分の発言は間違っていないとし、子供が産めない人はその代わり寄付するべきだとも主張した。
 
 この発言にはツッコミところ満載であるから、すでに色々と指摘されている。子供が産めないのは貧しいからであることが最も切実な問題になっていること、そもそも子供がいないと扶養家族が少なくて税金が高くなるのだからすでに制度化されていること、女性に対する侮辱でありセクハラであること、などなど。

 これが「仕事で活躍することに比べると平凡な感じがするけれど、子供を産むことは大切なことなのだから、それだけでも立派なのだ」とでも言ったなら構わないが、そうではなく、女性だけ二通りの生き方を比較して一方を重要だとしたから性差別になってしまうのだ。

 それよりもむしろ問題なのは、自分の価値観を普遍的な真理として語ってしまい、しかも職務上の立場を利用して訓示にしたことだ。個人的主張を錯誤により強制してしまったのだから、これは明らかに越権行為だ。

 もともと、外国人が日本の職場や学校の朝礼を見ると、最初に連絡と申し合わせをしておくことは業務にとって有益だからとても良い習慣であると感心する同時に、そこへ便乗して訓示をする校長や社長がいるので呆れるそうだ。心構え気構えを説いているうちに精神論になって更に自己満足の説教や中身のない講話をしたがるとは、いったいどういう心理構造なのだろうかと不可解になるらしい。
 また、そんな退屈な話を、いくら上下関係があるとはいえ我慢してるほうも奇特というか卑屈というか、妙なものに思えるそうだ。

 つまり、問題は訓示の内容以前に訓示すること自体の是非である。

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by ruhiginoue | 2016-03-18 17:28 | 社会