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by ruhiginoue

『女王の教室』の名セリフについて 

「いい加減、目覚めなさい。日本という国は、そういう特権階級の人たちが楽しく幸せに暮らせるように、あなたたち凡人が安い給料で働き、高い税金を払うことで成り立っているんです。そういう特権階級の人たちが、あなたたちに何を望んでいるかしっている?今のままずーっと愚かでいてくれればいいの。世の中の仕組みや不公平なんかに気づかず、テレビやマンガでもボーッと見て何も考えず、会社に入ったら上司の言うことをおとなしく聞いて、戦争が始まったら真っ先に危険なところへ行って戦ってくれればいいの」

 十年前に異色の学校ドラマとして人気があった『女王の教室』で、主人公の女性教師が児童たに説く有名なセリフだ。
 これは今の社会の現実だと言う人をネット上で時々みかけるが、これは逆にというか児童・生徒のほうが昔から言ってきたことだった。これには昔はテレビや漫画が今よりずーっと社会派だったことも影響している。
 そしてこれを言えば教師に叱られるという構図だった。中には「そんなふうに世の中を斜めから見てはいけません。いいですか、人という字は~~~」と別の学校ドラマで有名なセリフと同じことを言って説教する教師がいるから、憂鬱になって学校に行きたくなくなってくる。

 その後、世の中の現実にまだ気づかない児童に、教師が叱って教えるという異色の学校ドラマも作られて人気が出たというわけだ。
 それにしても、自分の過去の学校でのことを思い出すと、そうした非現実的な建前とか綺麗事を説く教師たちは権力の手先になった確信犯ではなく本気で信奉する蒙昧であった。だから、より救いがない。
 これについて色々な人に訊いてみると、同じだったという人と全く違ったという人とがいて、時代も地域もさまざまだった。これは人と出くわす運の良し悪しなのだろうか。

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by ruhiginoue | 2016-04-17 17:34 | 雑感