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井上靜に関するblog(網誌)です。下記の著書を読んでもらえたら嬉しく存じます。


by ruhiginoue

共産党を具体的に批判する困難さ

 かつて東京都の狛江市で、腐敗しきった保守市政を批判して共産党員の市長が当選し、これに対し自民党系の保守派と公明党はもちろん民主党まで野合して引きずり降ろそうとしたが、市長の人柄がよくて政策も堅実で中庸だったから四選される長期政権になった。

 このときパリでも同じことがあった。革命の伝統から左翼が盛んなフランスだったが、パリは保守派の牙城であった。しかし保守政治の腐敗がひどくなり、これを受けて左翼の市長が当選した。そのとき支持者たちが大喜びで合唱したのが『インターナショナル』ではなく『さくらんぼが実るころ』だった。

 それで、芸術振興に力を入れている狛江ということから「狛江は日本のパリ」だと市民が書いていたと『赤旗』の一面のコラムが取り上げていたが、その市民というのは当時狛江市に住んでいた自分のことだった。

 しかし、この市長選の勝利で勘違いした共産党は、その後に勝手なことを初めてしまい、縁故政治をしたり低所得者を無視したりということまであったうえ、これを批判する市民に党員がいやがらせまでしたことがあった。
 だから、せっかく腐敗した保守市政を倒したのに、これでは『パリコミューン』ではなく『動物農場』だと言った。

 ところが、こういうことを言ってもピンとこない人が多い。しかも一般庶民だけでなく共産党の議員の中にもわからない人がいて、『紅の豚』で『さくらんぼの実るころ』が流れていたことにも気づかなかったりする。

 これでは『動物農場』の豚も知らなくて当然だろう。これは英国初の長編アニメ映画になっている。よくできていたが、結末がジョージ オーウェルの原作と違うのは反共プロパガンダにするよう製作資金をCIAが提供したためだともいわれている。これも、DVDが「ジブリ」から出ている。ジブリの宣伝では「日本解禁」ということだが、昔8ミリフィルムで販売されていた。

 それで、前回述べたように、もっと直接的に具体性のある共産党批判をしても、それをどう伝えるのかとなるとまた困難なのである。 

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by ruhiginoue | 2016-04-19 17:21 | 政治