蜷川幸雄の罵声と死
2016年 05月 23日
演出家の蜷川幸雄が死去したさい、テレビで彼の「熱血指導」の映像がくりかえし流されてた。そうした彼の姿は昔からテレビで何度も紹介されていて有名だ。演出するさい怒鳴ったり罵声を浴びせたりで、汚い言葉も連発される。
こんなやり方をしなくても上手に演技をつけたり指導したりできる演出家はいくらでもいるのだが、それでも死んだ有名人ということで美化されてしまうのではないか。立場の弱い者を威嚇して従わせるのではパワハラと同じだ。
しかし、蜷川幸雄という人はカメラを意識して演じていた部分もあっただろうし、あの暴力的な態度に「世話になった」という役者もいる。
蜷川幸雄は自らが演じる側になることがあり、もっぱら演出家とかテレビのディレクターとか地で演じるような役だったが、それで演出している姿も意識してやっていたような印象だったし、また彼が演出家役で出演していた映画『Wの悲劇』(原作者の夏樹静子が先日亡くなったが、かなり違う脚色がされていた)では、演劇の世界の封建的な体質も描かれていた。
そして、これは昔から言われていることだが、演劇をやるには、そのさい下積みとか付き人とかで、マゾっ気のある人でないと務まらないと言われてきた。
つまり、蜷川幸雄はわざとあのような態度をとっていて、それが良くて付いて行った人たちがいたということではないか。
それでも、蜷川幸雄に対して対等の人間として「あなたのそのやり方は間違っている」と指摘する演劇人がいても良かったはずだ。しかし日本にはいなかったということか。
ただしアメリカでも、アメリカで一番の演技派俳優と称されていたヘンリー フォンダは、主演作『怒りの葡萄』『荒野の決闘』『ミスターロバーツ』の監督ジョン フォードと対立したさい「これまでのあなたのやり方は間違っている」と言ったので喧嘩になり、激高したジョン フォードがヘンリー フォンダを殴ってしまい決別した。
一方、低予算だったのでスターを主役に据えられなかったことがきっかけで『駅馬車』に主演してから何度もジョン フォード監督作品に主演したジョン ウェインは、演技がヘタクソだったので監督から怒鳴られ罵倒されてばかりいたが、それに付いていくしかないと我慢していた。
だから、日本の演劇にも大根役者が多いということだったのだろう。
1日1クリック投票をお願いします
こんなやり方をしなくても上手に演技をつけたり指導したりできる演出家はいくらでもいるのだが、それでも死んだ有名人ということで美化されてしまうのではないか。立場の弱い者を威嚇して従わせるのではパワハラと同じだ。
しかし、蜷川幸雄という人はカメラを意識して演じていた部分もあっただろうし、あの暴力的な態度に「世話になった」という役者もいる。
蜷川幸雄は自らが演じる側になることがあり、もっぱら演出家とかテレビのディレクターとか地で演じるような役だったが、それで演出している姿も意識してやっていたような印象だったし、また彼が演出家役で出演していた映画『Wの悲劇』(原作者の夏樹静子が先日亡くなったが、かなり違う脚色がされていた)では、演劇の世界の封建的な体質も描かれていた。
そして、これは昔から言われていることだが、演劇をやるには、そのさい下積みとか付き人とかで、マゾっ気のある人でないと務まらないと言われてきた。
つまり、蜷川幸雄はわざとあのような態度をとっていて、それが良くて付いて行った人たちがいたということではないか。
それでも、蜷川幸雄に対して対等の人間として「あなたのそのやり方は間違っている」と指摘する演劇人がいても良かったはずだ。しかし日本にはいなかったということか。
ただしアメリカでも、アメリカで一番の演技派俳優と称されていたヘンリー フォンダは、主演作『怒りの葡萄』『荒野の決闘』『ミスターロバーツ』の監督ジョン フォードと対立したさい「これまでのあなたのやり方は間違っている」と言ったので喧嘩になり、激高したジョン フォードがヘンリー フォンダを殴ってしまい決別した。
一方、低予算だったのでスターを主役に据えられなかったことがきっかけで『駅馬車』に主演してから何度もジョン フォード監督作品に主演したジョン ウェインは、演技がヘタクソだったので監督から怒鳴られ罵倒されてばかりいたが、それに付いていくしかないと我慢していた。
だから、日本の演劇にも大根役者が多いということだったのだろう。
by ruhiginoue
| 2016-05-23 17:41
| 芸能





