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by ruhiginoue

ケン ローチ監督に二度目のパルムドール

 英国の名匠ケン ローチ監督がまた受賞したが、これも社会問題を見据えた作品であった。
 かつて彼は日本で受賞したさい、賞の主催者にフジサンケイグループがいることを知ると、社会派を自認する彼は不快そうにしていたが、拒絶するのではなく受賞したうえその賞金をそっくり日本の労働運動に寄付するという粋なことをした。

 ケン ローチ監督を最初に知ったのは『ケス』だった。この映画を最初に観たのはテレビで『少年と鷹』という題名で放送された時で、主人公の少年と鷹ではなく隼の話であるからこの題名は変だ。
 しかも同年にアメリカで製作された『少年と鷹』がある。こちらは原題が山腹の片側というような意味で、明るい冒険物語ふう家族むけ学校の上映会むけという内容だった。

 そして、子供のころにアメリカ映画の『少年と鷹』をテレビで観て面白かったから、また放送されると思って観たら別の映画で、しかも英国の曇って湿った風景の中、切ない話が展開されるから驚いてしまった。

 この邦題については、すでに色々と言っている人がいる。アメリカ映画とイギリス映画で全然違うものに同じ邦題が付いていて紛らわしいものとしては『フランケンシュタインの逆襲』などがあるけれど、この英国映画の『ケス』はアメリカ映画との違いが衝撃的だった。
 そして、『ケス』がケン ローチ監督の作品であることを知ったのは、ずいぶんと後になって、誰が監督かを意識て映画を観るようになってからだった。

 ということで、また同監督の作品を観たくなった。


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by ruhiginoue | 2016-05-30 17:31 | 映画 | Trackback | Comments(0)