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井上靜に関するblog(網誌)です。下記の著書を読んでもらえたら嬉しく存じます。


by ruhiginoue

「土人」という言葉を使う人たち

 稲田朋美防衛相の白紙領収書が追及されているなかで、政治資金で外食を年間276万円もしていることが報じられている。
 こういうことは昔からあって、特権的な地位にいる人がその立場を利用して庶民から乖離し、そこから様々な社会の不正が発生する原因になっているから問題なのだ。
 
 ところが、高校の頃、政治家が地位を利用し贅沢し美味いもの食っているという問題について話をしていたら、担任教師に叱られてしまった。美味しいものを食べたいと思うから嫉妬心が生じる。慎ましく感謝の生活を心がけていれば社会に批判的にならないと大真面目に説教するのだ。

 また、その先生から気に入られている高校の同級生は、味覚音痴に産んでくれた親に感謝していると言った。何食ったって美味いから貧乏でいい。政治に、社会に、なにも不満がない。自分がよければいいという問題ではないんだが、そこがわかってない。
 しかし、弱い者がさらに弱い者を叩くことはする。
 
 先日、Twitterを見ていたら、精神病で生活保護だという男の実名と顔写真を載せたアカウントがあって、他の生活保護受給者をバカにしていた。例えば、刑務所の献立みたいな自分の食事の写真を載せ、こうやって安く栄養とっていると言い、これができない奴はどうせ生活保護費で酒を飲んでいるんだろうと嘲っていた。
 これは究極的かもしれないが、今の状態に満足していると言う者など、実は無理して思い込んでいるだけで、その証拠に、そんな人は必ずどこかで自分より弱者を見下しているものだ。満足している人なら、そんなことする必要はないのに、絶対にやっている。

 だから、担任教師の言うことに素直な同級生は、社会に不満を持たず政治を批判しないが、弱者を見下すことに悦楽を感じている。
 先日、沖縄の基地問題で弾圧に来た機動隊員が地元住民を「土人」と罵倒したことで官房長官も不適切だとし、やはり沖縄は植民地だと再認識されたが、この時代錯誤の差別用語を、かつてその同級生は会食の席でイラク情勢にからめて使用した。

 「クルド人が難民になって来る土人」そして「ギャッハッハッハッ」と笑った。

 そんなのが面白いと思う人と一緒に飲食したら楽しくないどころか不快すぎて健康に悪いから付き合うのやめた。そのとき同席していて一緒に笑った他の同級生とも。




by ruhiginoue | 2016-10-21 10:21 | 政治