日本スゲーは本当
2017年 02月 11日
寓居の中にあるものが耐用年数の限界に近づいてきた。ここで転居するなら廃棄したうえで新しいものと買い替えることで運搬費用の節約とともに心機一転という心理的な効能もあるが、今年度は転居の予定が無い。
ただし、その多くが買い替える必要がなくなっているのだ。これは言うまでもなく、テレビもラジオもCDもパソコンで良いという人が増えているとおり、無用ということだ。
あと電話も、もともと固定電話が要らなくなってきているので電話機が壊れたら修理も買い替えもしないで契約を停止してしまうのだ。できれば加入権を売ってしまいたいが、買う人が少ないので売れない。
うちの真前には公衆電話があり、よく金券屋でカードを安く買ってきてかけているが、天気予報によるとまた大雪になりそうで、こういう時は不便である。北欧では大雪のため公衆電話が埋まってしまうそうで、だからノキアという会社が儲かっていると聞いたことがある。
ところが、そうした話と無縁なものが一部にある。それは長い間にわたり故障知らずで先もまだまだ大丈夫そうなものだ。古いものほど壊れず長持ちしているのだ。
これらはすべて、まだ国内で生産していた時代のものだ。なにより壊れないのが日本製品の長所だということは世界的に評価されてきた。そして、生産を外国に移して安くあげているものが壊れるなか、日本で生産していたものはピンピンしていて、まさに「日本スゲー」なのだ。
そういえば、周知のとおり旧ソ連圏では古い建物ほど頑丈で、新しいものばかり壊れてきたが、これはかつては技術も資金もあったうえ戦車で体当たりしても大丈夫みたいな設計思想だったからで、その後は原発事故などから国が破綻したという事情があると言われてきた。
そして、これと日本は似ていると言う人もいる。
とにかく、日本は丁寧に製造してきたわけで、これが変わってしまい、それでいて依存している中国が脅威だとか言っているのだから、変で困ったことになる。
by ruhiginoue
| 2017-02-11 22:24
| 経済