塚本幼稚園と音大付属幼稚園
2017年 02月 25日
幼稚園児のころ、うちの母親から「日本で一番偉いのは天皇陛下で二番目に偉いのが皇后陛下」と教えられたので、その話を幼稚園で他の園児たちと話していたら、そうではないと担任の女性の先生が言った。
「みんなのお父さんお母さんが、みんな同じくらい偉いのよ。そういう意味で天皇陛下と皇后陛下がいるのよ」
つまり民主主義とか象徴とかいう難しい言葉を使わずに園児たちに教えてくれたのだった。
これをTwitterに投稿したら途端に、この部分だけあっという間に100以上retweetされ、そのあとに続く話は無視されてしまった。
まあ、そのあとの話とは「これ以来なにかにつけて、うちの母親はダメだなと思うようになった」という個人的な話だから仕方ないが、そのうえで「今話題の塚本幼稚園だったら、うちの母親の言うとおりだと言うだろう」と、皮肉のつもりだったのだ。
その、自分がかつて通い卒園しているところは音楽大学の付属で、先生はその音楽大学の卒業生だったから、政治には素人ばかりだった。なのでむしろ単純明快に園児でも理解できるように教えられたのかもしれない。
また、これは憲法の規定に沿った説明だ。今の日本の社会は建前として、偉い人とそうでない人の違いは無く、天皇がいて皇后がいるのは夫婦や父母ということだから敬われ、敬われても特別に偉いということではないし、もちろん偉さに順序がついているのでもないということだ。
だからこそ今ちょうど議論になっている女性が天皇になることなどが色々と関わってくるが、それは別にして、いちおう今の憲法に規定されているとおりに教えるのが、幼稚園も含めて、また私立であっても、先生の仕事のはずだ。
それに、この方が今の社会にとって自然に受け入れられるし、親しまれやすくもあり、反発されにくいはずだ。逆に、塚本幼稚園のようなのは社会と親和性が乏しく強引になりがちで、反発を買いやすく、反対しやすい。だから、こういう極端なことをしたがる右派は偽保守の偽装左翼ではないかと疑う人まで出るのだ。
余談だが、幼稚園くらいのころは叩き込んだり刷り込んだりしやすいというのは本当で、だから塚本幼稚園では教育勅語を暗唱させたりするのだろう。音楽大学の付属幼稚園では、みんなで唄うのはドイツ民謡を音名で、そうやって憶えさせられたものだった。
「♪ドレミファーソ、ソ、ラファドラソー」と、後で考えるといかにもという音階である。日本では「子ぎつねコンコン山の中」などの歌詞がつけられている。
これら、あまり真面目にやってなかったけど、完全に憶えている。やはり幼稚園くらいが身につきやすいということだろう。
by ruhiginoue
| 2017-02-25 09:12
| 社会






