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by ruhiginoue

デビッドリンチとアランドロンの引退表明と大統領

 デビッドリンチが監督引退を表明したそうだ。彼の映画はみんな映画館で観たけど『デューン砂の惑星』だけ退屈だった。これはベストセラーの映画化だけど雇われ監督だったからだろう。

 引退表明といえばアランドロンも引退を表明したそうだ。二枚目(これはほんらい歌舞伎の言葉だが)の代表みたいに言われ、日本ではかつて喩え話に使われていた。(この場合は「例え」か)
 七十年代の後半、スナック菓子の宣伝で水谷豊が「あなたのライバルは」と訊かれ「アランドロンかなー」と惚けて言うCМが話題になったことがあるし、歌謡曲では榊原郁恵が「アランドロンとアルパチーノを足したより貴方がいい」という意味の題と内容の歌を唄っていた。
 この一方でドリフターズの番組でピンクレディーが唄う主題の中に「ドロンに痺れるお兄さん、遅れた人だと言われるよ。二枚目なんかじゃモテないよ。個性の時代なのを知らないのか」とのくだりがあり、人気絶頂を過ぎていることが歌詞に反映していた。

 さらに後、アランドロンの代表作とも言われる『太陽がいっぱい』についてルネクレマン監督は、アランドロンを起用したわけをインタビューで訊かれると「映画会社が、これから売り出すから使えと言ったからだ」という答え。よくあることではあるが、つづけて「それでも真面目にやれば文句ないが、役作りや演技がいいかげんで、海にロケに行けば遊んでばかりいて撮影に支障を来すくらい日焼けしやがって…」などと頭にきた思い出ばかり話していた。

 そんなアランドロンだけでなく、二枚目だけとバカというのはよくある話で、アメリカにも「バカプリオ」と言われる人などがいる。
 そしてドロンはモテるから、かなり歳になってから年下の女性と結婚したり、子供が複数いるけど母親は別とか、いろいろあって、そういう人が解りもしない政治の話をすれば安易に国士を気取るものだが、ドロンはよく「私は右翼だ」と言って、それらしい発言をしては薄っぺらだった。
 これとよく比較されたのがイヴモンタンで、モンタンは左翼っぽかったが父親がパルチザンだった影響で素養があったから、ことさら言わなくても中身があったということらしい。

 そして今回の大統領選挙でもやはりドロンはルペンを支持していた。 
 しかし、当選したマクロンも大同小異ではないか。それでこき下ろすならルペンのほうがやりやすかった。前はサルコジ大統領を猿乞食と言っていたが、次はルンペン大統領と言いたいところだった。ところが今度はマカロンを連想する。これだと人によっては美味しそうに感じる。前に銀座の専門店で買って食べたときはそんな美味しいとは思わなかったが。

 ところが、そんなマクロン大統領について、24歳年上の女性と結婚しているとかくだらない話ばかりマスコミは騒いで、政治がちゃんと語られていない。
 前にミッテラン大統領は、妻との間以外に子供がいて「隠し子」と報じられたが、それについてテレビのインタビューで「ええ、娘がいます。だから?」それで終わり。今度の大統領もそうだ。年上で教師だった人と結婚しているというけど、だから何なのか。政策とは全然関係がない。

 これだからドロンのことばかり言えない。マクロンはルペンほど右派ではないが、戦争をしかける恐れはむしろ強い。トランプよりヒラリーが危ないと言われたように。こういう話をしないで私生活の話ばかりしてウケると思っているマスコミは、市民をバカにしている。

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Commented by ruhiginoue at 2017-05-12 18:36
マカロンはウイロウと同じようにカラフルだけど味は変わりません。
Commented by ruhiginoue at 2017-05-14 17:48
あと「ちんすこう」もありますね。イスラム教とユダヤ教の人は食べられないけど。
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by ruhiginoue | 2017-05-11 17:42 | 映画 | Trackback | Comments(2)