灘高校や麻布高校の自覚
2017年 08月 10日
「東京大学の入学試験の会場で関西弁を話しているのは灘高校生だ」と言われるくらい、関西の代表的とも言うべき超有名進学校なのが灘高校である。
その校長の発言が話題になっている。社会科の教科書に従軍慰安婦について書いてある教科書を採用したところ脅迫めいた嫌がらせがあり、それに対して毅然とした態度だったからた。
この灘高校の他にも、東京の代表的な超有名進学校である麻生高校が同じ教科書を採用したため同じような嫌がらせがあったそうだ。その内容から組織的とみられている。
このような成績優秀学校は、親も裕福だし子供もよく勉強して成績が非常に良いから、教師が生徒とその保護者に対して信頼を置いている。だから灘高校の校長のように毅然とした態度をとれるのだろうと言われている。
そのような超有名進学校では、まずゆとりがある。たとえせっかく霞ヶ関官僚の頂点に上り詰めて辞めても、もったいなくない。ゆとりがある中での進学と就職だし、裕福で財産もあるし事業やっていたりもするから失業して困らない人がいる。今話題の前川もと文部次官にしてもそうである。自分のモットーは面従腹背だと言ったり、いつでタンカを切れるように懐に辞表を入れていたりできる。
こうした後ろ盾の他に、生徒は自分の能力で世の中を渡るのが前提になっている。だから自覚が強くて信頼される。そうでない学校は媚び諂いで身を処していかなければならないのが現実だから、生徒に自覚がないし、親も望まない。というより想像を絶したことだ。それでどうしても卑屈になる。だから進歩的な教師も諦めの対応をするのだ。
雨の中で花盛りの森。
by ruhiginoue
| 2017-08-10 13:27
| 社会