なぜ高須クリニックの院長は発言に整合性が無いのか
2017年 08月 23日
高須クリニックの院長はそのキャッチフレーズ「イエス高須クリニック」を「ナチス高須クリニック」と皮肉られて裁判に訴えると息巻いていた。
このキャッチフレーズを逆手に取った皮肉は昔からいろいろな人から言われてきたことである。なぜなら高須クリニックの院長がナチスを絶賛する発言を繰り返してきたからである。
それなのに、訴えると急に言い出すのは、どういうことなのか。全く整合性がない。
このため、彼は自分の言葉に責任を持たない人だという批判がある。
しかし、これは今さら言っても仕方がない。自分の言葉に責任を持っていたら美容外科医はやっていられない。手術や処置をやった後にやばいことになったら、前に言っていた甘言を言ってなかったことにし始めるのが美容外科医である。そういうことを平気でできるようにならないと商売としてやっていけない。
また、同院長は、ナチスが科学を発展させ医学も進歩したとの意味であって、政治的なものではないと弁解じみたことを言っているけれど、そのナチの強制収容所で人体実験をしたことで悪名高いヨーゼフ・メンゲレ博士も美容外科に熱心だった。
もともと戦争の負傷者を治療することによって形成外科は進歩したけれども、それを負傷でもないのに手術して変える美容外科はナチの人種差別意識から人種的特徴を変えてしまおうとする発想が基にあり、それが現在の美容外科まで脈絡と続いている。
だから弁解は奇妙である。
なので、最も考えられるのは、高須院長が軽い気持ちで発言していたのを外国に翻訳されて伝えられ問題にする記者がいたから、気にし始めたのだろうということだ。
これが、ナチを追及してしばしば「言葉狩り」まですると非難されるサイモンウィーゼンタールセンターに知らせたらどうなるか。そこからユダヤ系資本がどう対応するか。
これらの過去のやり方からすると、日本のマスメディアや広告代理店に対し、高須クリニックの宣伝や高須院長の発言を、紙面・誌面と電波に載せるのは自由だが、それならばこちらの広告は一切引き上げ今後は依頼しないと通告し、さらに、自分たちと取引のある企業にも同調を呼びかけるだろう。
こうなると、高須クリニックがいくら大量の広告による大金でマスメディアを買収するようにしていても、他の多くの取引をふいにして莫大な損失とするわけにはいかないから、高須クリニックは宣伝ができなくなり、院長も発言できなくなる。
そうしたら、宣伝で持っていると言われる高須クリニックだから、経営が悪化するだろう。潰れてしまうかもしれない。
これが発言を急に修正し始めた訳だと考えられる。つまり彼は顔面修正主義に加えて歴史修正主義さらには自己発言修正主義となったのである。
豪雨の直後の霞んだ駒ケ岳。
by ruhiginoue
| 2017-08-23 10:36
| 社会