官房長官になる前の枝野幸男議員の思い出
2017年 09月 02日
民進党の代表選挙に立候補した枝野幸男もと官房長官とは、2001年にテレビで「共演」していた。と言っても別に撮影した録画が同じ報道の中で合わさっただけだが、しかし、この時の民主党(当時)枝野議員の国会での発言には、他の野党議員たちよりはるかに好感をもった。
なぜなら、自衛隊に情報公開請求した市民を監視するようにしていた問題で、共産党や社民党の議員らは「戦前に逆戻り」などの表現で自衛隊を批判しており、これでは紋切り型と言わざるを得なかったが、それとは違っていたからだ。
「情報公開制度は開示して問題がないと判断した行政文書だけが対象であるのに、そこへ外国の諜報機関などが正面から来るという非現実的な仮定をしたうえで開き直る発言が自民党内から出ていると報じられている。完全に報道されたままの発言であるかは未確認だが、このような報道が各マスコミからされるに相当の発言があり、誤った認識を持つ議員、あるいは誤解を招く発言、どちらにしても問題であるから、小泉総理(当時)は総理大臣としても与党の総裁としても、リーダーシップを発揮するべきではないか」
このように。枝野議員は国会の質問で総理大臣を問い詰め、たたみかけていた。洗練された議論の技巧である。知り合いの社民党の地方議員は、枝野氏は右派だからと否定的だったが、そういうことに囚われず議題を純粋に追及していく姿勢は説得力があり、手法も知的である。
ところが、こういう発想をする人が少ない。それが日本の抱える根源的な問題である。




防衛医大の訴訟が終わった直後のことであった。詳しくは拙書『防衛医大の場合は…』で説明してあるから省略。
画像は動画サイトからのスクリーンショット。この後、枝野氏は官房長官になって震災のさいに活躍、中谷氏と柳沢氏は集団的自衛権で対立、井上は映画より医療の話を書くほうが増えた、ということである。
by ruhiginoue
| 2017-09-02 20:56
| 政治





